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今回の『ESO』には膨大な作業量を注ぎ込んできたと思いますが、開発やローカライズに当って特に強くこだわった点は?
2016-06-26 11:38:09
Posted by dfavadv
Category: 国内市況
olin: ローカライズに関して言えば、とにかくボリュームが凄かった。作業ペースもかなり早かったです。でも東京と米国東海岸の時差は思った以上だった。ミーティングするときだってまったく営業時間が被らないんだから。ローンチ直前にはみんな集まらないといけないし、結構大変でしたよ。
松本: あと、やはり日本語は大変ですよね。漢字もあるし、吹き替えもそう。あんな量これまでにやったことないよ、というくらいのボリュームでした。
――日本語の吹き替え音声は、コリンさんやスコットさんはどういう印象を受けましたか?
ZeniMax Online StudiosエンジニアScott Malone氏(左)
Colin: まずは「よく出来てる!」という感じでしたね。人数が多くて作業時間が短いときは、「とりあえず出来た…」なんてローカライズになってしまうこともあるのですが、『ESO』はよく仕上がってます。
松本: 他の印象はないの?「アニメっぽく聞こえる!」とかはなかった?
Colin: いやいや、全然アニメ声じゃあないよ(笑)。
松本: 配役を担当させていただいた私は日本人だし、『TES』シリーズや海外ゲーム、海外ドラマも好きだから、洋画などの吹き替えを意識してました。「日本の吹き替え声優」と「海外のボイスアクター」ってポジションとしても若干違うところがあるので、そういう意味では日本っぽくなってるのかな、とは思います。
Colin: 確かにゲームローカライズって言うより、テレビ番組の吹き替えみたいだった。
松本: コリンにそう言ってもらえるのは嬉しい(笑)。それなら狙い通りだ。スコットはどう思いました?
Scott: 言葉の意味が分からなくてもアクが強かったりテンションが高かったり、そういう感情は伝わってきましたね。全体的にとても良かったと思います。