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2015-06-11 12:07:56
Posted by cvbggfhui
Category: 国内市況
九州地方は11日、付近に停滞した梅雨前線の活動が活発となり、熊本県などで激しい雨が降った。降り始めからの総雨量が130ミリを超える地域もあり、午前10時現在、熊本県苓北町で1942世帯4713人に避難指示、熊本、長崎両県で約11万9000世帯約29万8000人に避難勧告を出した。熊本県宇城市では民家に土砂が流れ込み、住民2人と連絡が取れていない。消防などが確認を急いでいる。
【写真特集】土砂降りの熊本市内
福岡管区気象台によると、降り始めの10日正午から11日午前7時までの総雨量は、長崎県南島原市口之津で136.5ミリ、熊本県天草市本渡で130ミリに達した。熊本県宇城市では11日午前8時15分までの1時間雨量が57ミリの非常に激しい雨を観測。県内各地で道路の冠水や土砂崩れにより道路が通行止めとなり、床下、床上浸水が相次いでいる。
同気象台によると、引き続き前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、大気の状態が不安定となるため、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがある。熊本、長崎両県の多いところで1時間雨量が70ミリに達すると予想し、土砂災害や河川の増水などに注意を呼びかけている。【野呂賢治、遠山和宏】