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2015-01-28 13:03:26
Posted by RUSH 芳香剤
Category: 国内市況
1月19日にオーストラリア・メルボルンで開幕した「全豪オープン」(グランドスラム/ハード)。
【W流】全豪オープン2015 大会9日目の動画集(マカロワ対シモナ・ハレプ、ブシャール対シャラポワ、ベルディヒ対ナダルなど)
1本の電話が、ほとんど終わりかけていたマリア・シャラポワ(ロシア)にとっての今年の全豪オープンを再び軌道に乗せた。
2回戦でほとんど敗退寸前までいったシャラポワだったが、そのときにこの電話がかかってきたのだという。この日のシャラポワの調子は悪く、51本のアンフォーストエラーを犯し、2本のマッチポイントを握られるピンチもあった。
試合後に父親から電話がかかってきたのだという。
「大会期間中は何度も父親と電話したくない」と、火曜日の苦戦を戦ったあとのシャラポワは話していた。
今のシャラポワは準々決勝でユージェニー・ブシャール(カナダ)を6-3 6-2で下し、全豪オープンでの2勝目にまた1歩を踏み出している。大事なポイントでも簡単に決めているように見えた試合だった。準決勝は第10シードのエカテリーナ・マカロワ(ロシア)との「オール・ロシアン」対決になる。
彼女のコーチ役を長年務めてきた父顔のユーリ氏が何を言ったのかと聞かれたシャラポワは、「あれはいいバージョンの方だったわ」と笑いながら話した。
「これは受け入れがたい、という感じなのよ」とシャラポワは笑顔を見せながら、自分は余計な励ましよりも直接批判される方がいいと付け加えている。
「私は正直な人が好きなのよ」とシャラポワは言う。彼女は27歳。9歳のときにロシアからアメリカに移住し、フロリダのニック・ボロテリーのアカデミーで練習を積んできた半生を持つ。
「たとえば誰かが"君はすごいよ。次はまたきっと向上する"とか言ってきても、私にとってそれは必要のない言葉なの。私がひどい試合をしたときには、"ひどい試合だったね"と言われた方がいいわ」とシャラポワは言う。「何かをいい方に変えるためには、まずそこに行くことが大事なのよ」。
今大会の1週目に彼女は、自分がどれほどテニスを愛しているか、試合が好きか、自分を限界までプッシュすることが好きかについて話していた。テニスコートに立つとパワーがわき、勝ちたいという気持ちが生まれると彼女は話していた。
彼女が前に全豪オープンで優勝してから、かなりの時間が過ぎている。それは、彼女が変えたいと願う何かでもある。
2008年の大会で優勝したのがシャラポワだ。そのほかにも2度の準優勝の実績がある。準決勝の対戦相手のマカロワに対しては5勝0敗とリード。2012年と12年には準々決勝で対戦して勝った相手でもある。
「私たちのいずれかが決勝に上がり、ロシアを代表して戦うというのは素晴らしいことだわ」とシャラポワは言う。一方で、相手がロシア人かどうかについては考えないようにしているのだとも彼女は話している。「私たちは最後のポイントを取ろうと戦うだけですもの」。
26歳のマカロワは、タフな試合になるだろうと話している。
「彼女にはまだ勝ったことがない。タフな試合になるでしょうね」とマカロワは話し、「間違いなく、彼女は素晴らしいファイターだから」と続けている