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上久保敏「下村治 「日本経済学」の実践者」(評伝 日本の経済思想)を読む。 - 日々一考(ver2.0)
2008-05-20 22:59:06
Posted by sakai
Category: その他
下村理論の「縦糸」としての理論的視点を構成するものは「国際均衡と国内均衡の同時的実現という条件」である。具体的に述べれば、「国際均衡」とは国際収支の均衡を輸出入の変化を適切に見通しつついかにバランスさせていくかというものであり、「国内均衡」は、供給側としての潜在成長と総需要とをいかにバランスさせていくかというものだろう。