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2008-09-01 18:43:12
Posted by sakai
Category: 海外市況
商務省発表の統計によれば、7月のアメリカの自動車販売台数(注1)は、年換算で1250万台と1993年3月以来の低い水準となった(図1)。アメリカの景気減速による個人消費の冷え込みや7月初めに1ガロンあたり4.11ドル(注2)まで上昇したガソリン高による影響が主な要因とみられ、これまでのところ戻し減税による効果もみられていない。燃費効率が比較的低いライトトラック(注3)については、03年をピークに販売台数が減少する傾向にあったが、さらに最近のガソリン価格急騰により08年3月には乗用車の販売台数を下回った(図2)。他方、小型車を得意とする日本車が08年以降急速に販売シェアを伸ばし、7月時点においてビッグ3(注4)のシェアを初めて上回った(図3)。