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数世紀前に初めて時計製造に採用された、ギョーシェ彫りの職人技です。

2025-05-23 14:58:31

Posted by tnncatgs

Category: 国内市況

2025年の新作としてHYTが「T1 チタン ギョーシェ」を発表しました。世界8本限定のT1 チタン ギョーシェでは、HYTの現代的な流体式機械時計製造技術に、ある伝統的なコンセプトが導入されています。数世紀前に初めて時計製造に採用された、ギョーシェ彫りの職人技です。

 18世紀後半にさかのぼるフランス語の「ギョーシェ」という言葉。これは、フランスで働いていた「ギヨ」という名の技師に由来しています。正確な日付や、ギヨ氏のファーストネームは不明ですが、この技師がギョーシェ模様をつくる工具ないし旋盤を考案・製造したと言われています。

 1770年代には、古代のオリエント、古代ギリシア、ローマの建築にみられる交差する渦巻や重なる渦巻、その他の形状の反復的な建築模様や、中世初期のアングロサクソン芸術の織り模様に対しても、さかのぼって「ギョーシェ」という言葉が使用されていました。
https://www.supakopitokei.com/tagheuer_copy56.html
 ギョーシェ彫りの時計の文字盤をつくるには、時間、工具、技能、才能が必要だということは、昔も今も変わりません。ギョーシェ彫り職人は、古めかしいローズエンジン旋盤、直線旋盤、錦織機械を使用して、金属に精巧で複雑な模様を刻んでいきます。文字盤にギョーシェ模様を刻むには、まず文字盤が正しい方向になるようにギョーシェ彫り職人が機械を位置決めすることから始まります。

 次に、刃を押しつけ、その力加減を変化させることで、また異なった仕上がりを生んでいきます。こうして、綿密な構造の文字盤ができ、比類のない、鮮やかで躍動感にみちた光の反射が得られるようになります。ギョーシェは、昔は時計専門学校で教えられていた、人気のある技法だったと言われています。たとえば、1896年から1932年までは、スイスの時計づくりで名高いラ・ショー・ド・フォンの街にある応用工芸学校では、ギョーシェ彫りに関する定員10名の授業が行われていました。これは遠い昔のことで、今では手作業によるギョーシェ彫りの技法をマスターしている専門職人は、ほんの数人しか残っていません。その点でHYTは、今回新作のブルーコーティングの真鍮の文字盤に、手作業によるギョーシェ彫り装飾を施したことを誇らしく思っています。

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