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大ぶりなブルーの文字盤には3種類の模様が刻まれています。

2025-05-06 15:53:18

Posted by tnncatgs

Category: 国内市況

2025年の新作としてHYTが「T1 チタン ギョーシェ」を発表しました。世界8本限定のT1 チタン ギョーシェでは、HYTの現代的な流体式機械時計製造技術に、ある伝統的なコンセプトが導入されています。数世紀前に初めて時計製造に採用された、ギョーシェ彫りの職人技です。

 18世紀後半にさかのぼるフランス語の「ギョーシェ」という言葉。これは、フランスで働いていた「ギヨ」という名の技師に由来しています。正確な日付や、ギヨ氏のファーストネームは不明ですが、この技師がギョーシェ模様をつくる工具ないし旋盤を考案・製造したと言われています。

 1770年代には、古代のオリエント、古代ギリシア、ローマの建築にみられる交差する渦巻や重なる渦巻、その他の形状の反復的な建築模様や、中世初期のアングロサクソン芸術の織り模様に対しても、さかのぼって「ギョーシェ」という言葉が使用されていました。

 ギョーシェ彫りの時計の文字盤をつくるには、時間、工具、技能、才能が必要だということは、昔も今も変わりません。ギョーシェ彫り職人は、古めかしいローズエンジン旋盤、直線旋盤、錦織機械を使用して、金属に精巧で複雑な模様を刻んでいきます。文字盤にギョーシェ模様を刻むには、まず文字盤が正しい方向になるようにギョーシェ彫り職人が機械を位置決めすることから始まります。

 次に、刃を押しつけ、その力加減を変化させることで、また異なった仕上がりを生んでいきます。こうして、綿密な構造の文字盤ができ、比類のない、鮮やかで躍動感にみちた光の反射が得られるようになります。ギョーシェは、昔は時計専門学校で教えられていた、人気のある技法だったと言われています。たとえば、1896年から1932年までは、スイスの時計づくりで名高いラ・ショー・ド・フォンの街にある応用工芸学校では、ギョーシェ彫りに関する定員10名の授業が行われていました。これは遠い昔のことで、今では手作業によるギョーシェ彫りの技法をマスターしている専門職人は、ほんの数人しか残っていません。その点でHYTは、今回新作のブルーコーティングの真鍮の文字盤に、手作業によるギョーシェ彫り装飾を施したことを誇らしく思っています。
関連リンク:https://www.supakopitokei.com/iwc_copy93.html
「2024年のT1シリーズの導入は、タイムピースの快適性と着用性を高めながら、初めてスケルトン加工を施さない文字盤としたことで意表を突き、また伝統的な手法で表現することが可能になったという点で、HYTにとって重要なステップとなりました。T1シリーズコレクションは、私たちが深い愛着を抱いている魅力的な職人技を導入できるプラットフォームのようなものです。その最初の例がT1 チタン ギョーシェです。世界限定わずか8本で、ギョーシェは完全に手作業でつくられています。伝統的な時計製造にみられる非常に純粋な表現と、私たち独自の流体による時間表示とを組み合わせたタイムピースを発表することができ、大変誇らしく思っております」

 大ぶりなブルーの文字盤には3種類の模様が刻まれています。メインダイヤルの中心からは躍動感あふれる円形模様が輝き、境界をなすアラビア数字が置かれたフランジには線状の模様が施されています。第3の模様は、2時位置と3時位置の間のパワーリザーブを示す小さなサブダイヤルに見られます。これはサンレイ模様で、繊細なタッチを添えると同時に抜群の視認性を示し、忘れることなく情報を読み取るのに役立ちます。入念に彫り込まれた立体的な模様は、物理的にはごく小さなものでありながら、光が当たると壮麗な印象を生み出します。

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