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パテックフィリップは1925年に初めて腕時計にパーペチュアルカレンダーを搭載させました。
2024-08-06 12:24:11
Posted by pndekopis
Category: 国内市況
余談が続きましたが、すなわち48ヵ月周期のパーペチュアルカレンダーは、2100年2月28日を終えた時点で、手動で一日分のズレを修正しなくてはならない、ということを意味します(2月29日を表示させてしまうため)。さらに2200年や2300年にも、手動修正を行います。
そこでブランドの中には数百年単位のメモリを扱い、気の遠くなる時間手動修正不要とする驚くべき技術も存在します。
関連リンク:https://www.rasupakopi.com/omega_z145.html
なお、アニュアルカレンダー(年次カレンダー)という複雑機構も聞いたことがあるかもしれません。
こちらは大の月・小の月を自動認識してくれる機能で、年に一度2月末日には手動修正が必要となってきます。1996年、パテックフィリップが発表して以降、ポピュラーとなってきました。
パーペチュアルカレンダーは止まってしまうと日付修正が結構大変な一方でアニュアルカレンダーは結構シンプル。価格もパーペチュアルカレンダーよりかは抑えられるため、雲上ブランドならずとも採用するところは多々見られます。
世界三大時計ブランドに名を連ね、さらにその中でも頭一つ抜きんでている同社は、驚くべきことにグランド・コンプリケーションを一大シリーズとして打ち出しています。
通常コンプリケーション(複雑機構)と言うと、特別モデルや限定生産の立ち位置であることが一般的です。なぜなら製造が難しいため。しかしながらパテックフィリップでは、それをシリーズ化しているというところに、最高峰の時計製造技術と、その矜持を見てとれるでしょう。
なお、パテックフィリップのパーペチュアルカレンダー搭載モデルは長い歴史の中であまたありますが、この銘品たちを根底から支えているのがキャリバー240Qの存在です。