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2008-06-23 23:56:07
Posted by sakai
Category: 国内市況
ガソリンや食料品などの生活必需品を中心とした物価上昇が家計の購買力を押し下げる中、これまでのところ消費はおおむね横ばいで推移している。価格や所得との連動性が低い基礎的支出（生活必需品等）は、物価上昇やこれによる実質所得の減少の中でも減少しにくく、これが消費が横ばいで推移している原因であるかに見える。しかし、実際の動きを調べると、基礎的支出が物価上昇の中で大きく増加していることと、選択的支出（贅沢品等）がこれを相殺するほどには減少していないことが分かる （注） 。この背景を明らかにし、消費の先行きに関する注意点を検討する。
