お金を時間軸で考える
以下の考え方は、DCF法(Discounted Cash Flow)の基礎である。
あなたは毎年5%の運用利回りを得ることができ、またあなたの期待している運用利回りも5%だという堅実な投資家だとします。
そして、あなたはAという会社の価値を算定しようと、A社のUFOなり決算書なりを調べた結果、A社は毎年100万円のフリーキャッシュフローを未来永劫得ることができると確信します。(借金、税金は考えないことにします)
この時A社の価値はいくらと考えますか?
5年前の私であれば間違いなく、「無限大」と答えていたでしょう、なぜなら 100万円 × 無限大 = 無限大 だからです。
しかし答えは、2千万円です。
この設問を解くカギは、お金は同じ額面でも得る時期が未来であればあるほどにその価値は下がる、ということです。
なぜなら、今もらう100万円と1年後にもらう100万円とでは、その価値が違うからです。
例えば、年間5%で運用できるXという人がいるとします。
Xからみれば、今952,380円をもらえれば、1年後には100万円にすることができます。
(952,380円を割引現在価値といいます)
つまり、Xからみれば今もらう952,380円と1年後にもらう100万円は価値が等しいのです。
この考えかたで先の設問を解くと、300年くらい計算すれば、割引現在価値が0に収束するので、それまでの総和をとれば2千万円となります。
この解き方以外にも、100万円 ÷ 5% という計算式でも答えがでます。(詳しい説明はウィキペディア先生にまかせます)
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