会計発生高と株価
まず会計発生高なる言葉をこちらのブログから知った、
http://blog.goo.ne.jp/dancing-ufo/e/18fcc89dc3a1cbb1defedc46bc2d98f8
そして、このブログでも言及されている、こちらのレポートが面白い。
このグラフから、サブプライム問題の影響が大きかった2006年度決算を除き、各年度とも右上がりの傾向があり、会計発生高が小さいほど株価リターンが高かったことが分かる。つまり、会計発生高と株価リターンには負の相関関係が見られる。
http://www.nli-research.co.jp/report/report/2008/08/repo0808-T.pdf
ここで言う会計発生高とは、会計の利益(当期純利益)と営業キャッシュフローの差を総資産で割った数値のことです。
まず、レポートでは当期純利益のグラフから、損益分岐点に不合理な歪みがあって、会計の利益を誤魔化してる可能性を示唆し、その次に同様に営業キャッシュフローのグラフから、損益分岐点に上と同様な歪みがあるものの、この歪みが比較的小さいことを説明している(具体的にはレポートの一読をお勧めします)。その後、上記の引用に続く。
やはり、利益を誤魔化してる会社って結構あるんですかね、会計発生高と株価の関係もなかなか面白い。