補完財を作ってみた
補完財とは、まずはwikipediaから、
補完財(ほかんざい)とは、相互に補完して効用を得る財のこと。 補完財の状態では、どちらかの補完財の価格が上昇すると、一方の補完財の需要は一緒にに減ってしまう。反対に片方の補完財の価格が下がったとき、第1財の 需要も第2財の需要も増加する。このとき第2財は第1財の粗補完財であるといわれる。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%9C%E5%AE%8C%E8%B2%A1
それと、こちらのブログが面白い、
グーグルが本当に怖い理由 (補完財の戦略的価値)
インテルがWi-Fiネットワーキング市場で取った戦略がまさにそうだとカーは言う。1990年末に、PCのWi-FI接続用の半導体の最大のメーカーはIntersilという小さな企業だった。
ところがWi-Fi接続が人気化したため、Intersilは一挙にインテルのライバル企業となった。インテルからすると、自社のPCのチップセットでの支配を脅かす存在だったわけだ。これに対してインテルはCentrinoという極めて低価格のWi-Fiチップを導入した。販売価格は、原価割れの赤字覚悟の販売だった。でも、この価格急落によってIntersilの事業はすぐに崩壊した。
インテルがCentrinoを損失覚悟で販売できたのは、Wi-Fiがそのコアであるマイクロプロセッサ事業の補完財だったからだと彼は言う。Wi-Fiのサービスが低コストになれば、消費者がラップトップコンピュータを買うことを促進する。こうしてデスクトップよりはるかに利益率の高いラップトップ用のマイクロチップの売上が伸びたのである。http://ameblo.jp/whatawondefulworld/entry-10105583056.html
こちらのブログでは、この後にオープンソースであるLinux、MySQLと続き、最後にグーグルにも言及されている。
私なりに補完財を考えた結果、補完財はマーケティングをするにあたってセンシティブで重要な要素であるということです。Wi-Fiやオープンソースの例にもあるように、時には一時的な採算を度外視して補完財に積極的に投資する必要もあります、その理由はコアビジネスを伸ばしたり、守ったり、あるいは選挙時のネガティブキャンペーンのようにライバルのシェアを削ったりできるからです。
それで、まだまだユーザーが集まらないのでトレフォでも補完財を作ってみようと。
まずは下記のような企業分析ができる機能を付けてみました。
- ROICやフリーキャッシュフローを自動計算
- 財務諸表のデータをダウンロード
- 指標をグラフ・チャートで見える化
今後は、
- コミュニティー機能
- スクリーニング機能
- ソーシャルニュースとの連動
のような機能も追加していく予定です。
この補完財がトレフォにどのような変化をもたらすのか、かなり期待しています。