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直撃インタビュー

平松庚三氏が語る「ライブドア再建の軌跡」(1)
直撃インタビュー
2009年2月 9日 08:39

 2006年1月16日、いわゆる「ライブドア事件」が幕を開けた。同23日には証券取引法違反の疑いで東京地検により堀江貴文氏以下4名の逮捕劇となり、世間に衝撃を与えた。そんななか、1人の男がライブドア再建のために立ち上がった。それが平松庚三氏である。修羅場に飛び込んだ平松氏の心境はいかなるものだったか、堀江氏に対する想いとは―。

<再建請負人として>

平松庚三氏 ―2006年、平松さんはライブドアの再建請負人として注目されました。ライブドア社長を経験した現在、どのような心境ですか。

平松 「あえて火中の栗を拾った」という表現をする方もいますが、私自身はそうは思っていません。あれは出会い頭のことでしたが、結果的にすばらしい経験をしました。2年3カ月で5年、6年分の仕事をしてきましたから。

 覚えていらっしゃるかと思いますが、3年前の1月16日の夜6時くらいに、六本木ヒルズに東京地検が来ました。私はそのとき友人といたんですが、「すぐに来てくれ」ということだったので行ってみると、ライブドアも弥生の社員も皆立っていました。PCにも携帯にもすべてに触れるな、ということでした。

 夜2時くらいにようやく自宅に帰ってテレビを見てみると、えらいことになっていた。朝になると、自宅のまわりをマスコミが取り囲んでいてびっくりしました。1月18日、堀江から連絡があって「話がしたい」と言われました。彼の眼は真っ赤になっていて、「大変なことになっちゃって…」と頭の中が混乱しているようでした。特に彼はCEOで、最悪の場合を想定していたでしょうからね。

 「平松さんにお願いがあります。最悪の場合、ライブドアグループをぜひ引き受けてほしいです」と頼まれたんですが、僕はグループ会社に何があるかも分からなかった。社員数や株主数もある程度しか把握していなかった。その時は僕もカーッときて、「何が起きてんの、この会社!新聞にこういう風に書かれてるじゃないか!」と叫んでしまいました。

 私はその日以来、彼には会っていません。というか会ってはいけなかった。会社としては、会社の価値を棄損した責任は当時の代表にあったということで、彼を訴えないといけなかったからです。(つづく)

【大根田康介】

【平松庚三氏 略歴】※小僧comホームページより

1946年生まれ。アメリカン大学(Washington,D.C.)コミュニケーション学科卒業。ソニー株式会社入社。ソニーで13年間勤務した後、アメリカンエキスプレス副社長、 IDGコミュニケーションズ社長、AOLジャパン社長などを歴任。2000年にIntuitジャパンのCEOに就任。2002年にMBOにて米国親会社から独立、社名を弥生株式会社に変更同社の代表取締役社長に就任。2004年全株式を売却してライブドアグループ入り。 2006年1月(株)ライブドア社長就任。 2007年4月社名をライブドアホールディングスに変更、代表取締役社長就任。2008年1月に人生の後半戦を楽しむ「人生のエンターテインメントパートナー」としてアクティブなシニアを応援する小僧com株式会社代表取締役会長に就任。

堀江貴文氏のブログ→六本木で働いていた元社長のアメブロで、この記事について書かれています。

※今回のインタビューに関しては、NBCコンサルタンツ様にご協力いただきました。

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