【5月25日 AFP】国際電気通信連合(International Telecommunications UnionITU)が23日に発表した報告書によると、全世界の携帯電話契約台数は2007年末までに33億台となり、普及率は49%となった。

 過去2年間で最も増加したのはアフリカ。契約台数の増加の3分の2以上が発展途上国だった。

 報告書では「途上国が追いついてきているというよい傾向」としている。

 05-07年の平均増加率はアフリカで39%、アジアでは28%だった。

 インドは1億5400万台、中国は1億4300万台増加した。

 全世界の年平均成長率は22%だった。

 携帯電話は固定電話を上回りつつあり、アフリカでは全電話契約の90%近くを携帯電話が占める。

「携帯電話の成長に伴い、固定回線の成長が止まっている。固定回線の普及率は近年20%弱で安定しており、05-07年の成長率は1%以下だ」という。(c)AFP