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投資チャンスの年としての2009年

 あけましておめでとうございます。

 リーマン・ショック以来、個人的には時間の足りない日々が続いていたが、11月下旬に「超簡単 お金の運用術」を脱稿してから少し余裕が生じて、忘年会を(例年通り)何度も楽しむことが出来た。
 12月中に収録を済ませ、年が変わってからオン・エアされるテレビやラジオの番組では「2009年の景気はかなりキビシイ」「株価に関しても安値更新の可能性が高い(大雑把な予想レンジでは日経平均で6000円~9000円)」と言っているのだが、2009年は投資のチャンスの年だろうと思っている。

 昨年の相場と世界経済の展開は、1990年代の日本をVTRの早回しで見ているような感じだった。昨年初が1991年くらいの感じで、5月くらいに少し景気が回復し掛かった1995年くらい、しかし9月に一気に1997年(11月に山一が自主廃業を発表した年だ)を経過して、目下1998年から199年という感じだ。
 1998年には、にわか仕立ての奇妙な委員会のお墨付きで「大手行は健全だ」としながらも大手銀行に公的資金を注入したのだが、これが信用されるに至らず、長銀が潰れた。1990年以降、年度ベースで日本は3回のマイナス成長があるが、1998年度が一番悪くマイナス1.5%だった。
 来年の経済見通しは、今のところ、政府が0.0%(実質成長率。名目は0.1%。努力目標という感じだろうか)だが、民間のエコノミストの予想はマイナス1%近辺に集中している。確かに、2009年は、他の先進国が日本並み或いはそれ以上に悪い見通しでもあり、1998年並のマイナス1.5%程度の状況になってもおかしくない。
 だが、ここで、90年代を振り返ると、安くなった資産を買って儲けようという人にとって、最大のチャンスの年は99年だった。典型的には、サービサー(債権回収業者)が金融機関から不良債権をバルクで買って、この担保不動産がその後の収益源になったのだった。
 この99年に相当するタイミングが「今」なのか、「数ヶ月くらい先」なのかはよく分からないのだが、そろそろチャンスへの感度を高めるべき時だろう。

 次のような状況を見ると、チャンスの接近を感じる。
 お名前はあげないが、かつて構造改革を推進し、財政政策など役に立たないと広言していたような偉い経済学者さん達が、ある人は「新自由主義を反省」し(自由主義者にとっては迷惑だ)、別の人は「需要が(主に輸出が)落ち込んでいるので、大型の財政支出が必要だ」(今までの意見の前提と何が違うのだろうか?)と言い出す始末で、なにやら心許ない(ただし、堂々と転向できることはご立派だと申し上げておく)。
 些か非論理的で恐縮だが、この種の頑固者が、たとえば右から左に「転向」する時には、世の中はもうそれ以上左には進まないものなのだ。
 彼らは、たぶん、トヨタが赤字を出すような状況を見て、気が動転してしまったのだろう。

 政策に関する個人的な意見は以下の通りだ。
 物価はデフレ的であり、日銀による金融緩和が十分に効果をあげるに至っていない状況を考えると、信用の供給まで含めて(たとえば日銀によるCPの買い切り)金融を緩和することに反対はない。また、銀行貸し出しの拡大に至るような資金需要を作るために、政府部門が赤字を出して、需要を追加することにも異議はない。しかし、これを、財政支出の拡大を意味する「財政出動」でやるのはいかがなものだろうか。お金の使い途に関して、政府に、急に良いアイデアがあるとも思えないし、財政出動は「大きな政府」への流れを後押ししそうだ。
 需要の追加は、減税や給付金といった、民間が資金の使途を自由に決められる形で行うのがいいのではないだろうか。財政支出の方が乗数効果が高いというのはその通りだろうが、デフレ(≒政府の債務に対する過剰信認)なのだから、十分に効くまで減税しても(或いは給付金を支払っても)いいはずだ。
 また、現状は、均衡利子率(投資採算の取れる利子率)がマイナスという状況なのかも知れないが、資本財の価格が高すぎる時に無理に投資を促すような政策を推進するよりも(お金のいい使い途は急には出てこないから、たとえば過疎地に道路が増える)、資本財の価格が十分に調整されるまでの間は、分配の問題に集中すればいいのではないだろうか(官僚さんはやりたくないだろうが、ベーシック・インカムを始めてもいい)。

 こと景気に関しては、昨年の夏頃に、所得流出が問題になって日本の成長率予想を下方修正せさせた(政府見通しで2.0%→1.3%)輸入資源価格が、その後に急落していることの好影響があるはずだが、これが殆ど話題にならない。これは、世間一般の経済に対する見方が、一方的に悲観に傾いているからだろう。

 回復がどこから始まるかを予想することは難しいが、一つの候補は、アメリカの不動産市況だろう。現在、平均ベースでは、住宅は売り物が多くてしばらく下がる趨勢にあるだろうが、オフィスでも住宅でも「いい物件」については、これだけ金利が下がると、遠からず投資採算に乗ってくるのではないだろうか。
 平均を表す指数がマイナスのうちに、部分的に(地域別などで)プラスの数字が出てくる状況が、遠からず生まれてくるのではないだろうか。プラス・マイナスがまだらに混じるようになったときはチャンスのはずだ。
 日本の不動産は、業界通の知人に聞くと、不動産会社が今の価格で売ると損が確定するので「売れない」状況にあって、まだ十分に価格が下がっていない印象らしいが、市況が崩れる前の状況に関して、今回のバブルは、前回ほどフェアバリューから離れているわけではないだろう。不動産会社の倒産はこれからも出てくるだろうが、価格調整はそう長期化せずに済むのではないだろうか。

 また、時間ということに関しては、アメリカの住宅ローンが、借り手から見て手離れの良いものであることも、不況を短期で終わらせる要素だろう。
 アメリカの住宅ローンは、ローン返済が出来なくなったら、金融機関に担保を渡してしまうと終わりだ。日本の場合のように、担保を処分しても完済できなければ、さらにローンが追いかけてくるというような実物経済にも影響し続かる「しつこさ」がない。
 その分、不動産格の下落が金融機関で損として表れやすいはずだが、これは、金融機関の資本を十分に手当てすればサッパリとリセットが出来るということでもある。
 ホームエクイティ・ローンによる消費の拡大(家の値上がり分を担保にしたローンによる消費)が止まることは短期的に大きなマイナス材料だが、これは物事の性質から見て値下がり最初の1、2年で影響の大きな部分が終わるはずだ。
 個人的に詳しいわけでもない不動産について長々書いているのは、これが「危機」の大本であって、危機が終了する前提条件でもあるからだが、日本の「失われた10年」よりも、今回のアメリカの不動産問題は早くかたが付くのではないかと思うのだ。

 株価に関しては、当面はあまり楽観していない。
 日経平均のフェアバリューは拙著(「超簡単 お金の運用術」朝日新書)に書いた方法で計算すると7,536円だ(リスクプレミアム6%ベース。名目成長率は政府見通しの0.1%を仮定。リスクプレミアム5%だと8,779円)。ここのところの利益の減り方が急で、株価を追い越した感がある。投資家にとって、一度気持ちの悪い局面があってもおかしくないと思っている。
 とはいえ、そもそも株価が底から回復するときは、利益に対して割高な状態から回復が始まって、利益は後からついてくることが多い。
 つまり、私のようなフェアバリューにうるさい人物が、「まだ下値の可能性がある」と言っているときから回復が始まることが多いものだ。
 一般論としては、不動産価格よりも、株価の方が先に上昇し始めるのが自然だろう。ベストのタイミングでは、理屈では買えないものだろうが、小さくても良い「兆し」に対しては敏感でありたい。

 尚、機関投資家の仕事のコンテクストで考えると、多くのヘッジ・ファンドが撤退・縮小を余儀なくされた現状では、これらのヘッジ・ファンドが使っていた最大公約数的なアプローチが有効なはずだ。

 山崎元個人としては目下、証券会社の社員だということもあり、自分の個人資金で個別株に株式投資をする訳にはいかないのだが、何らかの意味で、今年中に、株価ないしは不動産価格が上昇することで(小さくても)メリットを受けるようなポジションを作りたいと思っている。
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コメント
 
 
 
謹賀新年 (サイレントじゃないマジョリティー)
2009-01-01 08:43:56
山崎様

明けましておめでとう御座います。
旧年中は大変お世話様になりありがとうございました(当ブログ・ご著書・諸方website上でのご論考ご発言ご論評が、私なりの考えを纏め方針を練るうえでとても有益で得るところが多かったです)。
今年もご活躍とご健康をお祈り申し上げます、引き続き宜しくお願い致します。
山崎ワイズバーに立ち寄られる皆様とご一緒に新しい年明けをお祝い致したく。
寝坊して仕舞い「ああ今日もいい天気だなあ」とコーヒーを飲みながらの自宅での初日の出ですが、投資も面白い一年に成りそうな予感を深める正月です。
 
 
 
明けましておめでとうございます。 (あじさい)
2009-01-02 11:42:21
今年はチャンスですか?でもやっぱり大手は高いので買えません。
下がったとはいえ大手自動車会社にしても株主に配当を沢山出して派遣社員を簡単に切る会社の株を買う気にはなれません。

世の中モラルが下がっているのでここでまともな人間・会社・社会に戻ってもらいたいです。

なんにしても生きていかなくちゃいけないので、やっぱり少しでも儲かる話や興味がある話には目がいってしまします。
今年もよろしくお願いいたします。
 
 
 
私もマナーの悪い人に対し我慢強くなりたい2009年 (佐藤健)
2009-01-02 15:22:49
山崎元様

様々な山崎さんの文章を拝読して、得した気持ちにさせて頂いています。
他方、無数の金融関係者とっては、余計なこと言わんといてくれ、というのが正直な気持ちでしょう。
そんな向かうところ敵なし(敵だらけ?)のような山崎さんでも、マナーの悪い人物に対し、我慢を選択する局面があるのですね。(2008/11/29の記事)
記事を読んで私も辛くなりました。
そして、山崎さんからお金の運用の考え方以上に、ガマン(周囲を観察する冷静さ)を見習わなければと、自省させられました。
これからも山崎さんの発言に期待しています。
 
 
 
景気循環という考え方について (ドイツ特派員)
2009-01-02 21:29:47
山崎様、明けましておめでとう御座います。

今回「超簡単・お金の運用術」を読みました。この中で、「現在の景気状況は大きな景気循環の一つだろう」という点で、私も同意見なんですが、自分の考えを整理したく、ご意見を頂ければ、と思います。

例えば実感として、2001年のITバブル崩壊時が「坂道を転げ落ちるように」景気が悪化したとすれば、今回の景気は「底が抜けたように」悪化している、という感じです。ただ、意外と好景気と不景気を合わせた総量としての景気量は変わらないのではないか、という気がしています。結局ITとグローバル化という(極めて軽い言葉使いですが)二つで、起こる事象が短期間かつ広範囲で起こったんだと考えています。例えば、今まで30万人の失業者が10年で生まれてしまったのに対し、それがわずか一年で生まれてしまった。だから失業者自身も短期間過ぎてどうして良いか分からないし、黒字だった企業がいきなり赤字になって慌てふためいているという現象に現れていると思っています。以前であれば、赤字→即解雇などと言う流れには無かったでしょうが、一つは派遣法の緩和がそこに拍車を掛けてしまったということもあって、全ての対応が掛け算の片方の係数を大きくしているように見えます。

だとすれば、この時期を何とかやり過ごせば次の景気はこの不景気を相殺できるくらいの大きな波になる可能性があるんではないか、と楽観的かつ希望的に考えるようにしています。何だかバブル待望論のようで嫌な考えではありますが、そうでも考えないとやっていけません。

ただ、こんな大波の繰り返しは人を疲弊させてしまうだけだと思いますし、実際に失業を最悪とした影響を受けた人々は、「んなこと知るかよ!」ということだと思いますので、少なくともミクロとしてもう少し人に優しい政策・企業経営は必要でしょう。「坂道を転げ落ちる」時には受身やら何やらが出来ますが、「底が抜けた」時にはパラシュートやらが無い人はそのまま全身打撲で大変なことになります。

竹中平蔵や財界お偉方の年末年始でのテレビ発言を聞いていると、「安全地帯での発言で良いよな、あなたは」という感覚を持ってしまいます。

ご意見頂ければ幸いです。
 
 
 
Unknown (新卒1年目)
2009-01-02 22:22:19
はじめまして、「会社は2年で辞めていい」を読ませて頂いた者です。

山崎さんによる2009年の展望との事ですが、よろしかったら就職又は転職市場についても教えていただけないでしょうか?

よろしくお願い致します。
 
 
 
Unknown (通りすがり)
2009-01-02 22:28:48
せっかくなんで、ラジオやテレビの出演予定の
宣伝をしちゃってもいいんじゃないでしょうか?
 
 
 
Unknown (山崎元)
2009-01-03 09:33:59
>新卒1年目さま

2009年、就職・転職市場全体は、「既に悪い」し「もっと悪化する」と考えるべきでしょう。

多くの企業は常に何らかの人を必要としていますし、ヘッドハンター的にはアウトプレイスメントのビジネスがあるでしょうし、転職市場が全くフリーズするわけではないでしょう。

転職は昨年前半ほど容易ではないが可能だ、と考えていいと思います。ただし、「次の枝を『しっかり』つかんでから、今の枝から手を離す」という慎重さが、いつにも増して重要でしょう。

>通りすがり様

ブログをやっている意味を考えると、テレビ、ラジオ、講演などの予告、著書の広告などをもっと積極的に行うべきなのでしょうね。本や商品のアフィリエイトなども、読者にとっても役に立つことがあるからやるといいのでしょう。ブログを始めるときは、私も、そうしようと思っていました。

しかし、全然やらないわけでもないのですが、「・・・・に出るので見てください」とか「・・・・で話しますので、来て下さい」とブログに書くのは、何となくあさましいような気がして、正直なところ「気が進まない」のが現状なのです。単行本についても、今ひとつ宣伝不熱心な、編集者から見ると熱意のない著者です。

そのうちに多少の努力をしようかとも思いますが、当面は、無欲でサービスの悪いブログが続きそうです。

すみません。
 
 
 
運用がうまくいかないのは、根性が足りないからだ!(なのか?) (タヌ夫)
2009-01-03 15:47:20
あけまして、おめでとうございます。
今年もレベルの低い書き込みをしてしまいますので、宜しくお願いします。

早速「超簡単・お金の運用術」を拝読させて頂きました。実はタヌ夫の周りでこの本を読んでいるのが数人いて、「すわっ、ベストセラーの兆し!?」と思いましたが、さて、どうなんでしょうね。
タヌ夫としては、運用のセオリーやテクニックを学ぶというよりも、言い回しやユーモアなどを楽しむ「読み物」として読んでいるので、あまり良い読み手とはいえないかも知れません。
ちなみに周りの感想として最も多かったのは、「そんな簡単にいくわけねえじゃん」「簡単ということは儲からないということだよ」でした。
お金の運用はスポ根か?まだまだ投資にファンタジーをもっているんだなあ…(遠い目)。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2009-01-03 20:40:22
タヌ夫さま

あけましておめでとうございます。

「読み物」として読んで下さる読者は大歓迎です。そもそも、私は日頃から専門家など信用するなといっているわけですし、例の「方法」の説明だけでは一冊分の原稿にならないので、苦労して書いたのは「読み物」的な文章の部分です。こっちも読んでくれないと、著者としては、がっかりします。

最終的に「ベストセラー」というほどの売れ方はしないと思いますが、発売2週間で3万部は、順調なペースです。大晦日に朝日新書が朝日新聞に広告を出してくれたせいか、アマゾンではここ3日くらい二桁順位になっていて、まずまずの気分で正月を過ごしています。

これも、タヌ夫さんや周りの方々も含めたみなさまのおかげです。
 
 
 
補足 (山崎元)
2009-01-03 20:44:39
タヌ夫さま

>「簡単ということは儲からないということだよ」でした。

運用業界の努力の甲斐があってか、「複雑な方法の方が儲かる」という先入観は広く深く浸透していますね。

タヌ夫さんは、よくご理解されていると思いますが、現実には、複雑な方法が儲かっているわけでは「決して」ないのですがねぇ・・・。 

くすくすくす。
 
 
 
地獄の門 (えらいこっちゃ)
2009-01-04 04:06:12
ことしは中盤以降が地獄でしょうね
中小企業の社長は戦々恐々だと思う
私は愛知県在住ですが、トヨタをはじめとする自動車関連の下請けはこの円安バブルで多大な借金をして最新型の工作機械を導入したところも多い
トヨタ本体は過剰な余剰金でニヤニヤでしょうが、下請けはエライことになるでしょう

裾野の広大な自動車産業がここまで痛めつけられれば、確実に内需も細っていくでしょう

覚悟の年です、今年来年は。
ITバブルなんか大したことは無かった
そういうことが身に沁みて感じられることでしょう
 
 
 
Unknown (まさくん)
2009-01-04 15:25:11
明けまして、おめでとうございます。
今朝、ゴミを出しに行ったところ、ゴミを漁っている路上生活者と思しき人が居ました。
僕を見たら、きまりが悪いのか、そそくさと退散しましたが、改めて、現在の雇用状況の厳しさを実感した次第です。
今年は本当に厳しい一年になりそうですが、前向きに頑張りたいと思います。
本年も、よろしくお願い申し上げます。
 
 
 
品格 (bearwoods)
2009-01-04 22:06:34
山崎様

あけましておめでとうございます。

「無欲でサービスの悪いブログ」大歓迎です!!

宣伝だらけのブログは今ひとつ内容に信頼が置けないというか、品がなくていやです。

品格ってちょっと古い(おととし?)はやり言葉で申し訳ありませんが、やはり大事かと。

これからもこの調子でよろしくお願いします。
 
 
 
Unknown (hiro)
2009-01-04 22:37:04
GM(ビッグ3)の苦悩の元はレガシーコスト。ここ数年にわたる赤字は売れないクルマを作ったからではなく、従業員を半減したり、工場を減らしたりしたことに伴うリストラ費用によるもの。欧州子会社が売り出したクルマは賞を受賞したり、中国では好調だったりと、技術力等に問題はない。

以上は、The Economistの記事ですが。

結局、会社が「福祉」を提供するのは間違いで、それは国家が提供するもの。民間は、当期の利益は、研究開発、従業員賞与、配当、税金でどんどん費消し、業況悪くなれば、リストラを加速し次ぎの飛躍に備える。

政府は景気のいいときの税収を溜め込んで、不況のときに個人のセーフティーネットとして「大盤振る舞い」。

派遣を切りながら、配当してるのは気に食わんなんてコメントがあったが、民間の役割と公共の役割の区別がついていない、と思われ。

 
 
 
ベーシックインカムの導入 (学生T)
2009-01-09 16:19:11
ホリエ元ライブドア社長のページから来ました。

僕はまだ、高校を卒業したばかりのひよっこ者ですが、ペーシックインカムの導入に大賛成です。

僕を含め、周りには、家庭の事情により大学へ行けない人、志望校に行けなくてだらだらと大学生活を送っている人、将来のやりたいことがなくあせっている人など、今の若者は働くことに対して、とても悲観的な人が多いです。

最低限の生活を送るため、社会的組織から外れたくないために、無理やり働いている人ばかりです。

そのような人に、ベーシックインカムとして、最低限の収入を確保してやり、最低ラインを作ってやることが、心の余裕を生み出し、よりよい社会、よりよいものづくり国への発展と繋がっていくと思います。

山崎様のような方の活動が何よりも普及への第一歩だと思いますので、今後も応援しています。
 
 
 
昨晩はおせわになりました。 (よさぼうず)
2009-01-11 09:48:23
この場をお借りします。昨晩はとても有意義なセミナーに参加させて頂き今年の相場に対して心温かくなりました。これで前向きに行けると確信できました。また購入したかった「超簡単 お金の運用術」を頂きまして早速妻に読ませています。山崎さんのサインがなかったら、近くの若い聴衆に上げようと思いましたが、サイン入りにつき、年齢の高い私がもらってしまいました。大事にしていきます。昨年の10月の暴落は大変な事でしたが、山崎さんの「今は日本98年99年の頃を早回ししている。」という言葉に自信づけられました。1月に入っての株価と為替の動きをみると、世界には運用したい資金がたくさん待っていることがわかります。運用したいが本格的には動けないプロの気持ちがよくわかります。個人投資家は時間という最高の武器を持っているのだから、それを生かしていくべきと思いました。ただ時間だけでは戦えないので、今年も我々の「道しるべ」として導いてください。ご活躍を御願いと期待をしております。
 
 
 
投資という不思議な世界 (mistral)
2009-01-11 10:07:25
山崎様
いつもは某エントリーでろれつが回らない酔客の私ですが、「私たちの傍らにある投資という世界」を知っておくために、著書を買わせていただきました。(買わせて、であって、読むのはこれからです)

このエントリーにありますように、不動産については、バブルの時のような無茶苦茶なことは行われていないように思います。(以前、多少そういう世界に近いところにいましたので)むしろ、バブル崩壊後の惨状を恐れて、過剰に慎重になっているようにも思われますし、金融機関の引き締めが妙に厳しいのかなと。

頭の悪い雇われサラリーマンの感覚としては、「現場からの聞き取り」(ここでは不動産会社の知人の情報とか?)が最良の判断材料になりそうなのですが、こういうものが案外当てにならないと山崎さんの以前の著書にあったような気がします。読み間違っていたら申し訳ありません。転職本ほどリアルに活用していないもので。
投資先の社長さんにヒアリングするのが最高の材料、のような気がしてしまう私は、もうちょっと自己鍛錬が必要なようです。(考えると、経営者、経営陣というのは、ちょっと特殊な人たちですね。無限責任と無謀がないまぜになって言葉を発信している印象があります。ギャンブラーの言葉と疑ってかかるべきですね。)
 
 
 
Unknown (nasio)
2009-02-18 13:07:34
与謝野氏が中川氏の後釜の大臣になられましたね
正直言って今現在日本における最悪の人選でしょう

-7%も見えてきました
 
 
 
上梓おめでとうございます (サイレントじゃないマジョリティー)
2009-06-02 06:47:41
山崎様

おはようございます。
「資産運用実践講座 Ⅰ 投資理論と運用計画」の発刊を今朝の日経朝刊で知りました。 早速我が教科書資産と知見の増強に活用させて頂きます。 Ⅱ・Ⅲと続編への楽しみも膨らみます。
 
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