【12月21日 AFP】バーナード・マドフ(Bernard Madoff)容疑者(70)が逮捕された史上最大規模の巨額詐欺事件がきっかけで、反ユダヤ発言がインターネット上に急増している。

 ユダヤ系の米人権団体Anti-Defamation LeagueADL)は19日、「さまざまなウェブサイトに反ユダヤ的な発言があふれている。今ユダヤ人を嫌う人が最初に行くところはインターネットだろう。反発を受けずにユダヤ人を嫌う考えを表明することができる」と述べた。

 マドフ容疑者はユダヤ人で米国で強い影響力を持つユダヤ人社会の有力人物。ユダヤ関係の慈善団体を含めた投資家から約500億ドル(約4兆5000億円)を詐取したとされる。(c)AFP