【11月2日 AFP】三洋電機(Sanyo Electoric)はパナソニック(Panasonic)からの買収提案に大筋で同意したと2日、NHKが伝えた。

 NHKはパナソニックの大坪文雄(Fumio Otsubo)社長と三洋電機の佐野精一郎(Seiichiro Sano)社長が前月、大筋で合意したと伝えた。パナソニックは三洋電機の子会社化を検討しているという。

 三洋電機の優先株を保有している三井住友銀行(Sumitomo Mitsui Banking)、大和証券SMBCグループ(Daiwa Securities SMBC)、ゴールドマン・サックスグループ(Goldman Sachs)ら主要株主の同意が得られれば、今週中にも正式に発表される可能性がある。

 三洋電機はリチウムイオン電池や太陽電池で強みを持っており、パナソニックはこれらの分野の強化を狙っている。パナソニックと三洋電機の2009年3月期の売上高は合計で11兆2000億円になる見込みで、買収が実現すれば同期の売上高が10兆9000億円になると見込まれている日立(Hitachi)を抜いて日本最大の電気メーカーとなる。(c)AFP