【10月15日 AFP】中国の国営新華社(Xinhua)通信は14日、製造コストの高騰や中国元高、輸出市場での安全規準の厳格化などを受け、2008年7月までに同国の輸出用玩具製造企業の半数以上が倒産したと報じた。

 中国税関総署(General Administration of CustomsGAC)が発表した報告書によると、輸出用玩具製造企業のうち52.7%にあたる3631社が今年の1月から7月のあいだに倒産した。主に輸出規模が10万ドル(約1000万円)以下の中小企業が中心だという。

 中国製玩具については、有毒物質が検出されるなどで各国で回収騒動が発生しており、一部の欧米市場では安全基準の厳格化が実施されている。こうした動きに加え、製造コストも高騰し、多くの中国企業が影響を受けたとされている。(c)AFP