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カプコン、営業益36%増 ミリオン3タイトル、今期も増収増益へ

» 2008年05月21日 10時36分 公開
[ITmedia]

 カプコンが5月20日発表した2008年3月期の連結決算は、営業利益が前期比36.6%増の131億円になった。3タイトルがミリオンセラーを達成するなど、「市場動向を的確に反映した事業展開が軌道に乗ってきた」としている。今期も2けたの増収増益を見込む。

 売上高は11.5%増の830億円。「バイオハザード4 Wii edition」「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」(Wii)が海外を中心に予想を上回り、それぞれ出荷が100万本を突破。「デビル メイ クライ4」(Xbox 360、PS3)は「近年では記録的なメガヒット」となる200万本を超えた。期末に発売した「モンスターハンターポータブル 2nd G」(PSP)も好調だった。

 アミューズメント施設運営事業は営業利益が約6割減と不振だったが、コンシューマー用ゲームソフト事業の拡大でカバーし、増益に。経常利益は15.7%増の122億円、純利益は33.4%増の78億円だった。

 今期の連結業績予想は、売上高が953億円(14.7%増)、営業利益が146億円(11.3%増)、経常利益が148億円(20.6%増)、純利益が86億円(10.1%増)。

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