【10月11日 AFP】10日までの1週間で歴史的暴落を記録した米株式市場はハイテク関連の優良企業をも巻き込み、この5営業日でこれら多くの優良企業の株式が大きく下落した。

 ソフトウエア大手マイクロソフト(Microsoft)、インターネット検索大手のグーグル(Google)、インターネット通販大手アマゾン(Amazon)、インターネット検索大手ヤフー(Yahoo)、ネットオークション大手イーベイ(eBay)、コンピューター大手デル(Dell)、半導体大手のインテル(Intel)、通信機器大手のシスコシステムズ(Cisco Systems)、コンピューター大手ヒューレット・パッカード(Hewlett PackardHP)、およびソフトウエア大手のオラクル(Oracle)は先週1週間でそろって株価を10%以上下げた。

 ハイテク株中心のナスダック(Nasdaq)総合株価指数は10日、前週末比15.3%安となる1649.51ポイントで取引を終了した。

 ダウ工業株30種平均(Dow Jones Industrial Average)の構成銘柄、コンピューター大手IBMは、第3四半期決算がアナリスト予想を上回ったにもかかわらず、前週末比15.16%安の87.75ドルで、また、中国の組み立て工場で生産を開始すると発表したヒューレット・パッカードは同13.95%安の37.00ドルで引けた。

 マイクロソフトは前週末比18.31%安の21.50ドル、グーグルは同14.19%安の332ドル、アマゾンは同16.04%安の56.25ドル、ヤフーは同23.18%安となる12.29ドルでそれぞれ10日の取引を終了した。(c)AFP/Chris Lefkow