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いつ本格的に強気に転換するか?

 ニューヨーク・ダウも日経平均も久しぶりに1万割れをつけた。
 レベルはともかく、当面の感じとしては、市場の気分が些か弱気に偏りすぎているような気がする。米国の経済安定化法案は、銀行の不良資産を幾らで買うかが不明な点で「効果が不十分ではないか」と言う余地のある代物だが、これは同時に買値・買い方によっては銀行の潜在的損失をかなり埋める可能性もあるわけで、プラス面が過小評価されているような気がする。このような解釈の偏りは、経験的に、多くの場合行き過ぎのサインだから、ちょっと「買い!」と言ってみたい気分が起こる。
 もっとも、この種の気分を私も何回も経験しているし、市場の予測を発表することを商売としておられる皆様も、しばしばこういう気分を感じるらしく、多くの方が「そろそろ強気だろう」という強気を述べては失敗している。普通の相場で言う「コツンと来た感じ」が、サブプライム相場には通用しない。ここが底かと、少し体重を掛けると、地面が崩れる、といった感じなのだ。
 日本株のフェアバリューに対する価値は、私がいつも使う計算方法で、フェアバリュー(リスクプレミアムが6%)よりも僅かに安いくらいだが、現時点で、是非とも買わなくては!というほど株価は安くないし、計算の基になる企業の利益が下方修正されそうなので、バリュー面から目をつぶって買えるという状況では未だない。
 悪材料としては、GEがバフェット氏から資本を調達(これを呼び水にして一般からもっと調達したが)したことが印象的だった。大きな金融事業を抱えているとはいえ、GEのような(元?)優良会社が、資金繰りを心配して資本を調達するくらいなのだから、アメリカのクレジット・クランチは相当のものなのだろう。MMFの解約が、銀行預金の引き出しに染るような可能性が絶えずありそうだ。リーマンショック以来の強度のクレジット・クランチが実体経済に目に見える影響を与えるには2、3ヶ月は掛かるだろうが(少なくとも統計が発表されるのにそれくらい時間が掛かる)、この悪影響がかなりのものになるのではないかという恐れを感じる。
 また、ヨーロッパにも「サブプライムの毒」がかなり回っているので、ヨーロッパの経済の急速な悪化も心配だ。やはり、考え始めると、弱気材料の方が多い。
 一方、外人投資家主導のローカル市場である日本の株価が、アメリカなどの株価の影響を受けるのは当面仕方がないが、日本の経済は、景気が低調ながらも、金融システムの強度、つまり主要銀行の財務内容には比較的余裕がありそうだ(中堅以下の数行を除くと)。国際金融や証券化業務への出遅れが幸いしたわけだが、相対的なアドバンテージではある。
 迷っているときりがないので、乱暴に山勘を使うと、来年の早い時期に、米欧の大手銀行が保つか保たないかというような山場が来るような気がする(NYダウで7000~8000ドルくらいのイメージだ)。ここが底なら分かりやすい。
 私は両行の財務内容を分析したわけでも情報を持っている訳でもないが、イメージとしては、シティバンクとUBS(共にサブプライム損失の大きな象徴的銀行として名前を挙げた)が国有化されるとかされないとかいった場面が現れて、株価が大きく下げるというような分かりやすい状況が来るなら、「世界の中心で『ここが底だ!』と叫ぶ」といいのだろうが、普通、世の中はそんなに分かりやすくない。
 傾向として私はやや(自分ではホンの少しだと思っているが)弱気の予想に傾きやすい(セールスマンには向かないし、企業では出世しにくい心理的傾向だ)。そうしたことを考えると、そろそろ少し意識的に強気の材料を探す方がいいのかも知れないと思うのだ。
 「株価下落の、私たちの生活に与える影響は何ですか?」といった質問にその場その場で答えるようなことばかりをやっていると(テレビのインタビューを軽視するわけではないのだが、あまりにも同じパターンの質問が多い)、相場的思考が停滞してしまう。とりとめの無い話で恐縮だが、まだ弱気を基調として考えるか、強気の思考を積極的に起動するか、現在迷っていて、どうするか自分なりに考えている

(他人にはどうでもいいことだろうし、自分で株を買うわけではないのでこの「考え」は実利につながらない。でも、考えること自体は悪い感じがしない)。

 尚、私は、マーケットの話は複数のメディアに高頻度で原稿を書いているので、コメント欄のご質問には原則としてお答えしません。コメントを書き込まれる方は主にご自分の「意見」を書いてください(私は、勝手に、感想や追加の意見を書き込むつもりですが)。皆様のご意見は全て真剣に拝読します。コメンテーター同士の議論も歓迎致します。
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コメント
 
 
 
マーケットタイミング戦略は... (luke_randomwalker)
2008-10-08 02:51:12
ランダムウォーカーを自称する者として、マーケットタイミング戦略は避けようと思いつつ、それでも「ここが底か? そろそろ買いか?」と考えてしまいます。実際、ポートフォリオも1年ほど前からキャッシュ比率を高めにしてしまっています。

景気回復よりは早く株価が反転するでしょうから、早めに買うに越したことはない(その後、下げたとしても、それほど悲観する話ではない)とは思うものの、「解決まで案外長引くかも」という思いも捨てきれず。

まあ、ここは思考停止型のランダムウォーカーらしく、手持ち資金の半分くらいで海外ETFを買っておくということにしようかと思いますが、当てにならぬ予測をあえてするならば、金融政策の稚拙な日本の方が回復が遅れ、株式市場の傷も深くなる気がします。セリングクライマックスがいつかはわかりませんが、為替が円高に大きく振れるようなら、2003年の日経平均7000円台も覚悟すべきでしょう。
 
 
 
Citi (驟雨)
2008-10-08 10:28:14
Amazon_Citi_Visaカードを使ってきましたが、Cityからいきなり、12月でAmazonクレジットサービスを終了する旨の通知が来ました。
結構サービスが良くて入っていたのですが、その時は、CitiもAmazon顧客をごっそり獲得し、リボルビングなどを使わせて利ざや稼ぎをしたかったのでしょうか。邦銀も外資系のサービスを見習ってくれればいいなどと思っていたのですが、今度は、Citi自体がリボルビングで首(金)が回らなくなったのでしょうか。何事も手を打つのが早い!?
金融危機(恐慌)とは、金融機関自体が錬金術師を錯覚し、サブプライム師に堕することによって起こることだと理解しました。つくづく、世の中上手い話ばかりではないのですね。
 
 
 
Unknown (本当の通りすがり)
2008-10-08 10:55:08
山崎様の記事はダイヤモンドオンライン、楽天証券、当ブログ、読売新聞などで拝見しております。

今回のような明らかなバブルの崩壊でも、底にたどり着くにはある程度の時間がかかるのではないかと考えています。10%下がったら喜んで買い始める人もいるでしょうし、20%でもいるでしょうし、30%でもいるでしょう。しかし、今回のようなこれまで以上のバブル崩壊で実体経済にも深刻な影響を及ぼす場合には、そういう人たちの期待が全て裏切られて、さらに下がり、もうなかなかキャッシュポジションの人がいなくなるくらいまではさらにあと1年くらいの時間がかかるのではないでしょうか。それと今回はサブプライムバブルに加えて金融バブルも崩壊し、その後さらにプライムバブル崩壊と続くでしょう。

よく言われていることですが、震源地の米国dowでもまだmaxから40%くらいしか下がっていません。ITバブルよりも下がり度合いとしては小さいことを考えるとまだ下がるのではないでしょうか。私もダウ$7000くらいまで下がるのではないかと考えています。

しかし日本のバブルで39000円から7000円まで下がったことを考えると(銘柄の入れ替えは有り正確ではないにせよ)、ダウが$7000になって半分になったからと言って喜んで買い始められるわけでもないのかな、という気もします。実際に米国では97年くらいのダウは$7000ですが、果たして今回のバブルは10年分くらいのツケなのか(私はそんなもんではないと思いますが)、20年分くらいのツケなのかはまだよくわかりませんが、少なくとも10年分以上のツケは払わないといけないのではないでしょうか。

これだけ大規模なバブルの崩壊後ですから、今は、底を打つ可能性よりは、どうせ上がったとしても大して上がらないでしょうから、買おうかなと思ってから最低で3ヶ月くらいは待ってからでもいいと思っています。しかし株をやっている人はなかなか待てない人が多いですね(これが下がるのに時間がかかる原因でもある気もします)。

よく日本のバブルの経過と比べる記事も拝見しますが、今後も同じような道をたどり「今は日本のバブル崩壊後のxx年と同じだ」という解説通りになるのか、今後全く違う道を示すのかは興味深いところです。たぶん似た道をたどるのではないかと思いますが、アメリカ人には極東の歴史から学ぼうという気はあまり無いのでしょう。

私は現在米国在住なのですが、アメリカ人というのは本当に根拠のないポジティブ(馬鹿)の人が多く、「たまには痛い目に遭うのも彼らの人生にとっても良いのでは」と思っています。
 
 
 
Unknown (とおりすがりです)
2008-10-08 12:49:00
住宅バブルがつぶれるまでは厳しいかな? と思っています。以下の表を元にすると、2011年頃までは駄目かなと漠然と思っています。

http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/html/koo12_1.html
 
 
 
どこの国の株を買うか? (海外駐在員)
2008-10-08 14:22:23
私は基本的に「バリュー投資」をしたいので、最近の株安は魅力的ですね。

ただ、PERの根拠である利益自体が下がりそうなので、もうちょっと待ちたいところですね。

あと、どこの国の株を買うかですが、、、バリュー投資的には「よく知らない株は買えない」ので、(海外在住ですが)日本株中心でしょうか。ただ、正直よくわからない部分があるので、時価総額通りで考えて、日本株15%分をバリュー型で、あとの85%(米国50%)をインデックスで持とうかなと思います。
 
 
 
「もっと光を」 (steandchen)
2008-10-08 18:41:04
10月7日のWBSで榊原英資氏がいろいろとコメントされました。米国住宅価格が底打ちするのに2年間かかる、ダウ8000ドル日経平均8000円あたりまで下がるだろうとのこと。すでに8日には9200円まで下がり8000円になる日も遠くないように思われます。

クレジットクランチによる中小企業の倒産は増加傾向にあり、欧米や中国市場の冷え込み、過激な円高により大手企業の輸出もマイナスの見込みであり、本年度予算の歳入も予算案通りにはいかない可能性があります。また、失業による個人破産の増加(家のローンが払えなくなる)、治安の悪化など懸念されます。

銀行も企業への融資が減り、安全資産として日本国債の購入を希望しているでしょうから、国債の発行額はいまや青天井と言えるでしょう。医療費の予算削減により日本各地に深刻な状況をもたらしています。国債により調達して財政資金は公共事業でハコモノを造るのではなく医療や生活保護などセーフティネットを構築すべきと思います。

先般、麻生首相は「財政規律は手段であり目的ではない」として基礎的財政収支の黒字化の先送りを示唆されましたが、1929年以来の大不況に陥る可能性が高い今こそ国民の不安を和らげるような方針を打ち出すべきと思います。


今回はアメリカの世界経済に占める割合の大きさを認識させられました。それにしても軍事費として5000億ドル以上の予算が既に承認されており、アメリカはイラクやアフガンへの派兵を継続する意向です。新大統領の下で軍事予算の膨張に歯止めがかかればよいと思います。


 
 
 
大笑いしてしまいました。 (のっぽ187)
2008-10-08 20:01:52
>株価が大きく下げるというような分かりやすい状況が来るなら、「世界の中心で『ここが底だ!』と叫ぶ」といいのだろうが

思わず、大笑いしてしまいました。

こういった大暴落を経験するのは初めてなので、以前このブログで薦めて頂いた「ジム・クレイマーの株式投資大作戦」を読んで勉強しているところです。
 
 
 
Unknown (塩漬け屋)
2008-10-08 20:44:34
ほっぽっておいた投資信託がエライことになっていて、
笑ってしまいます。まぁ大した金額じゃないから
いいんですけど、購入金額から半値になっているのも
あります。ベンキョー代というところでしょうか。

市場社会全体が終わるわけではないのでしょうから、
すこしずつ買い貯めていくのには言い頃合いなのかな、
とも思っています。

ただ、これは日本にのみ言えそうなことで、新興国や
欧米の株式についてはここ数年あまりに堅調だった
ことから、下げ幅が凄いことになりそう。ちょっと
買えませんね。
 
 
 
Unknown (平ちゃん)
2008-10-08 22:14:36
>日本株のフェアバリューに対する価値は、私がいつも使う計算方法で、フェアバリュー(リスクプレミアムが6%)よりも僅かに安いくらいだが、現時点で、是非とも買わなくては!というほど株価は安くないし、計算の基になる企業の利益が下方修正されそうなので、バリュー面から目をつぶって買えるという状況では未だない。


よく分かりませんが、世間では「暴落」と大騒ぎをしていますが、山崎様もご指摘のように、業績予想を前提すれば、今の株価の下落は、「暴落」ではなく、業績予想下方修正を予想しての株価の調整って感じなのでしょうか?

例えば、トヨタの場合には、今日の日経新聞に報じられていた営業利益4割減が事実であれば、今日つけた3280円はフェアバリューってところでしょうか?

各企業の中間期の業績進捗、業績予想が出揃わないと、当面の底の確認以前って感じ?
そして、業績予想が出揃っても、下方修正が続出では、来年度以降の更なる業績悪化も心配されて不安定な状況?( ちょっとでも悪材料が出るとすぐに反応して下抜け )

2チャンネルの株板を見ているとw、月並みですが、米国住宅価格の下げ止まりをひとつの指標にするとのカキコミが目に付きますが
 
 
 
転職マーケット (MAO)
2008-10-08 23:26:27
いつも興味深く拝見しています。

外資系金融やサブプライム、金融引き締めの影響をもろに受けている業種(主に不動産)の転職マーケットは足元非常に厳しいようですね。知人が数カ月前に業界の先行きが不透明なので転職を検討していたら、先行き不透明という以前に、そもそも転職マーケット全体の需給ギャップが開き過ぎて、行きたい転職先がない!条件が微妙!もっと早く移ればよかった!!という状況になっているみたいです。
一方で人材獲得のチャンスと、今まででは考えられないようなリーズナブルなオファーを出して、お買い得なお買い物をしている会社も一部あるようですが…。
外資金融でクビになった方もたくさん知っていますが、すぐに働かなくてはいけない方(貯金をしていない、税金を払う蓄えがないナド)は、カタカナ生保のフルコミ営業やヘッドハンティング会社の営業によく転職しています。
転職しましたと!久しぶりに会って、突然「そういえば…さん、資格何持っています?」と聞かれたことも。。
厳しい流れはしばらく続きそうですね。
 
 
 
それでも、いつ買おうかと思っています。 (太郎)
2008-10-09 00:31:40
TOPIXで1300くらい平均で買っているので、現在大損している状態です。(普通考えるとたぶん笑えない金額) ここ半年で安いと判断し購入しました。
 持ち株についてこれから先上がるのか下がるのか全く見当がつきません。(今後上がるような気もするし、もっと下がるような気もする)現持ち分は持ち続けるという判断をしています。少なくとも現時点で「倒産するのでは?」とびくびくするような企業は買っていないつもりなので、今のところ、じたばたはしていません。
 で、もう少し手元に持っている資金があるので、今は「いつ追加で買うか」ということを考えているところです。 「いつ強気に反転するか。」まさに目下の私の関心事項ですが、さすがに「シティバンクとUBSが国有化」前には買っている気がします。
 山崎さんにはこれまでずいぶん勉強させていただいています。他の方のこの手の話はどうも「?」な感じで、山崎さんは稀有な、私にとってはありがたい存在です。身になっているかどうかは自信がありません。
 売り買いの時期について確たる指標は持っていません。わからないのだから結局いつ買っても同じと考えてはいますが、「少しでも」と欲をかいています。
 もし90円/ドルになれば、時期として買うか買わないかの判断をすると思いまし、その前に買わないかというと買っているかもしれません。山崎さんの意見を読んだので追加購入前に、NYダウ8000ドルあたりになれば判断の時期にしてしまいそうです。
 「儲けられるはず」という欲を満たされるので、こんな状況でも、買う時期を考えると前向きな気持ちになります。
 相場や株価予想値を判断材料にするのではなく状況を判断材料にできればよいのですが、経済の理解が浅く、そこから判断できないのは残念です。
 ところで、ニュースで株価の見込み情報を伝えるのは、有益な情報と思えないのでやめてほしいと思うのですが(また自分の判断の材料にしてしまうから)。代わりの意味のある情報などありそうでしょうか、そんな情報提供は誰にもわからないということでしょうか。
 うーん。株はおもしろいですね。
 
 
 
いつか、かう。 (どんぐり)
2008-10-09 00:41:08
そろそろ日本株の銀行株を買ってみようかと思いはじめたところでしたが、マスターの文章を読んで、もう少し待ってみることにします。

感覚的には、過去の安値覚えというのもありますが、三菱UFJや住友信託を500円以下で買えたら、将来の自慢のタネ、400円以下ならば、そこまで待てたアンタはエライ!というイメージを持っています。
 
 
 
株価対策は証券税制改革にあり (みんみん)
2008-10-09 01:16:56
外国の機関投資家が売り越す中で日本の証券市場を安定化するための方策は何か。
私は2つあると思う。大企業優遇だとのご批判はあろうけど
1)自社買い減税
2)配当の損金経理を認めること
が必要だと思う。

1)の理由。いま日本の大企業は債務を減らし自己資本を留保している。これを証券市場に還流させるべきだ。たとえばトヨタが1株3300円で3億株を買うとする。9900億円の金が証券市場に還流する。これを償却すると

買い付けた時
(借方)自社株 9900億円 (貸方)当座預金 9900億円 である。

決算時に償却すると、額面50円なのだから
(借方)資本    150億円    (貸方)自社株 9900億円
    資本準備金 9750億円
となる。
この資本減額分の10%を税額控除するのである。

これをやればトヨタ・ホンダ・信越化学・武田薬品・任天堂・ローム・キーエンス・キャノンなどが莫大な自己資本を証券市場に還流してくれるだろう。減収減益の中で株価下落を回避し、税負担を免れる一石二鳥である。

2)の理由
日本の税制では、銀行から金を借りて利息を払えば経費として認めてくれる。だが株主に配当を払うのは利益処分であるとされ、経費で落とせない。これが日本株の配当利回りが低い理由である。
配当利回りが低いがゆえに個人が長期保有しにくいのだ。
もし株主配当を経費で認めちゃったら、大株主の経営者が巨額の配当を貰っちゃうんじゃないの・・と思うだろう。特定株主以外への配当に限って経費と認めるべきだ。この税制は終戦直後、財閥解体する目的で作られた、それが60年間もほったらかしになって今に至っている。
 
 
 
Unknown (nonn)
2008-10-09 12:57:05
日本株を長期の視点で保有していますが、このところの急落では相当の打撃を受けています。ただ現在は、少々痛む胃を擦りながらも「下がるなら、この際、とことん下がってしまえ~」の、いわば開き直りの心境でもあります。そう思った方が、今の相場と多少なりとも前向きに向合えるからでもありますが。

専門家と言われる人が、今後についていろんな予測を出していますが、事態が日に日に悪化するに従って、予測も下方修正している例が目立ちます(当然と言えば当然ですが)。その予測が正しいかどうかはもちろん誰にも分かりません。しかし、もっともな理屈を並べた悲観論には少々食傷気味です。同様に、インパクト好きのマスコミの「底なし沼的恐怖感を煽る」ような報道も、「なんだかな~」という感じです。

先のことなど結局誰にも分からないことを承知であえて言うと、専門家の方には「一体どのくらいまで下がるのかという当たらない予想」をするよりも「3年後、5年後にどうなっているのかという当たらない予想」をしていただいた方が、罪かなくていいですね。

まぁ「そろそろ明るい予測もしてくれよ、だいぶ先のことでもいいからさ」というのが、私の今の偽ざる心境なのでしょうね。
 
 
 
3年後、5年後は? (のん太郎)
2008-10-09 12:57:35
日本株を長期の視点で保有していますが、このところの急落では相当の打撃を受けています。ただ現在は、少々痛む胃を擦りながらも「下がるなら、この際、とことん下がってしまえ~」の、いわば開き直りの心境でもあります。そう思った方が、今の相場と多少なりとも前向きに向合えるからでもありますが。

専門家と言われる人が、今後についていろんな予測を出していますが、事態が日に日に悪化するに従って、予測も下方修正している例が目立ちます(当然と言えば当然ですが)。その予測が正しいかどうかはもちろん誰にも分かりません。しかし、もっともな理屈を並べた悲観論には少々食傷気味です。同様に、インパクト好きのマスコミの「底なし沼的恐怖感を煽る」ような報道も、「なんだかな~」という感じです。

先のことなど結局誰にも分からないことを承知であえて言うと、専門家の方には「一体どのくらいまで下がるのかという当たらない予想」をするよりも「3年後、5年後にどうなっているのかという当たらない予想」をしていただいた方が、罪かなくていいですね。

まぁ「そろそろ明るい予測もしてくれよ、だいぶ先のことでもいいからさ」というのが、私の今の偽ざる心境なのでしょうね。
 
 
 
被弾中 (×_×)
2008-10-09 21:30:42
各指数のPBRが1.0前後になったところで、買い始めればいいのではないでしょうか。
JASDAQ指数のPBRが1.0を切ったので、とりあえず評価損をまき散らしながら分散投資を開始しています。平均への回帰を信じるしかないでしょ。
それにしてもニューシティ・レジデンスが破綻したのには驚きました!
 
 
 
Unknown (ny)
2008-10-10 00:49:37
>日本株のフェアバリューに対する価値は、私がいつも使う計算方法で、フェアバリュー(リスクプレミアムが6%)よりも僅かに安いくらいだが、現時点で、是非とも買わなくては!というほど株価は安くないし、計算の基になる企業の利益が下方修正されそうなので、バリュー面から目をつぶって買えるという状況では未だない。

現時点で、もっとも冷静な分析ですね。PERで見て10倍程度。日本もやっと普通の株価になってきた、と言う感じです。2003年の暴落で慢性的な株高はそれなりに解消されましたが、その後も15~24程度をウロウロしていました。日本のような成長しきった先進国の株価としては超のつく割高です。

2.3年前に、他国のPERを色々と調べた時「他国並みのPERを当てはめると日経平均は1万割れくらいが世界的に見て平均的な水準じゃないか」と気づいた時にはびっくりしました。

現時点で底値を考えるのなら、すでにPBR1倍割れは目の前に来ているようですので、次のめどは流動資産あたりでしょうか。

流動資産ー負債を現時点での企業の時価として計算(固定資産は無視)して、日経平均を計算しなおす、といった感じです。流動資産も散々目減りしているでしょうが、それは固定資産を無視した分で相殺と言う感じです。

これで計算すれば日経平均は5000円位になるかもしれないですね^^;

まあ、現実には小型株では流動資産割れも普通にありますので、今度は一部上場の大手が流動資産割れまで行くのかどうか、といったあたりが争点でしょうか。

それこそキャノンやトヨタ(その他そこらへんに並ぶ位の会社)のような国際優良銘柄が何かしら行き詰るところまでいったら、底といっても良いような気がします。

適当に書きましたが、これはまさに底の底といった話です。日経平均に採用されている会社の事業価値がマイナス評価まで行ったとしたら、これは明らかに行きすぎでしょう。

自分としては、今後の株価の上昇は企業利益の上昇によってのみ起これば良いなあと思います。またPRER20倍とかまで上がる必要はないです。
日経平均のEPSが2000円まで上がればPER10倍でも株価は2万円です。

相場云々より企業の利益が増えてくれればそれで十分です。まずは10年以内に、上場企業は全社をあげて利益3倍増を目標に頑張ってくれればと思います。
 
 
 
re:ny様 ((×_×))
2008-10-10 06:43:50
>流動資産ー負債
ってグレアムの評価方式ですね。
それ使ってます。
「(流動資産-流動負債)/株価が1以上」
とすると、引っかかる銘柄が少ないので、
0.7以上として目安にしています。
*
世界的に資金がダブついているなら、最終的に株価は過大に評価されてしまうのではないでしょうか??(でインフレとなると・・・)
 
 
 
Unknown (山崎元)
2008-10-10 13:58:43
今(10日、午後)日経平均で8200円台なのですが、ここまで来るとさすがに安いですね。昨日は日米ともに国債の利回りが上昇(価格が下落)していますから、要は、「解約売り」(主にヘッジファンドの)ということでしょう。

ある人の話によると、ヘッジファンドの決算は11月末が多く、その45日前までに顧客は解約を告げる必要がある、とのことでした。デ・レバレッジの奔流が動き出してしまったので、レバレッジの権化のようなヘッジファンドに解約が殺到するのは当然でしょうし、解約しなくとも融資を引き上げられるので、ファンドは縮小します。

ファンドの運用者としては、現金化以外の選択肢がないので、相場観に関係なく投げ売りせざるを得ないということになります。もちろん、悪材料もあるわけですが、目下の売りは、ファンド解約に伴うアンインフォメーショナル(情報判断に基づくものではない)売りでしょうから、怖いけれどもセオリー的には、ここいらで一度「買い」ですね。

もっとも、アメリカの自動車会社の破綻といった実体経済悪の材料が出てきそうで、長期的に買えるという判断を下すには自信がありません。

リスクを取ることが出来るなら、ここらでいったん買ってみるところか、という感じがしますが、どんなものなのでしょうか。

(もちろん、この意見には、自信などまったくありませんから、読者は信用などされませんように)

週末に海外で何が起こるかが問題ですが、たとえばGMの破産と、銀行への資本注入が同時に決まった場合、プラスマイナスはどっちなのだろうか、などと想像をふくらませています。(10日、午後2時前)
 
 
 
Unknown (平ちゃん)
2008-10-10 20:39:57
う~~ん、
現在のような過去数年の支持ラインを下抜けてフリーフォールにあるような状況での買いはどうなんでしょうか?
自分の経験則から、それなりに、底打ちのサインの感触がない限り、それこそ落下中のナイフを掴むようなもんなのでは?

あと、買いでの問題は、底値がどうかの他に、底打ったあと、株価が果たして上昇するのかとの問題もあります。
底は打ったけど、現在の新興株のように生体反応のない心電図のようになる懸念も
 
 
 
前代未聞の下げ (なお)
2008-10-10 21:28:54
まさかここまで急落するとは予想できず、保有したまま含み損を抱えています。2~3年後にキャピタルゲインがあればいいかなぁ。それまで配当もらっていましょう。
と、こんなスタンスでまた今夜も買ってしまいました。
 
 
 
Unknown (ny)
2008-10-10 21:39:02
山崎様

底値買いはムリ、という判断であれば、現時点での買いも間違った判断では全く無いと思います。

現時点から半分まで下がるというのはちょっとありえないでしょうから。

ただ、現状から2.3割の下落ならヘタすればありうるでしょうから、そういったときに耐えられるかどうかですね。

少なくとも半年前に買うよりはリスクは低い(なぜなら安く買えるから)ということはキモに命じたいですね。
底値を考えるよりも、こういうときこそ基本を思い出したいです。
 
 
 
「サーキットブレーカー」(取引の一時停止措置) (預金王)
2008-10-10 23:06:45
山崎先生
いつも書籍を参考にさせてもらっています。

さて今回、株式だけでなく国債にもサーキットブレーカーが発動され、両方とも下げました!
今までは、株が暴落するたび金利が下がり(債券上昇)正直、金利の高い預金に大半をぶっこんでいる私としてはよかったのですが(不謹慎ですみません)今回は債券も下落しています。

株が下がり債券も下がる(金利上昇)と、個人向け国債が実は一番有利なような気がしてきました。

胡散臭いREITや生保の一部が破綻したのも、偶然じゃなさそうですね。
 
 
 
Unknown (もぐ)
2008-10-11 06:55:17
長期投資の観点からすると、そんな遠くない将来にインフレは必ずやってくると思いますので、国債はどうなんでしょうか? 短中期的には大正解だとは思いますが。
 
 
 
転換には奇策が必要 (icchin)
2008-10-11 07:18:18
すでに公的資金の注入はマーケットに織り込まれているので、株価の転換には奇策が必要だと思います。それは小渕政権のときにやったよりももっと強烈な、譲渡益と配当課税の無税化だと思うのですが・・・
 
 
 
山崎先生、こんにちは。 (まさくん)
2008-10-11 11:45:23
山崎先生、こんにちは。

G7、閉幕したけれど、日本株、まだまだ下げ止まらない感じがします。

僕は長期投資のスタンスで、日経平均18000円の時も含めて、余裕資金は自分が選んだ企業の株を、少しづつ買ってきたので、今回の下落で含み損が発生しています。

ですが、株価下落時には、それだけ多数の株が保有できるわけなので、今回の下落時にも、いつも通り、株を購入しました。
暴落時にドカッと株を買えればよいのですが、まあ、ふだん勤めのあるサラリーマンとしては、仕方が無いかな?と複雑な思いです。

それにしても、サブプライム・ローンを組み込んだ債権を、多数保有している欧米の株価が下がるのは分かりますが、不良債権処理に一区切りつけた、日本の株価も下落しているのは、不可解な現象のように思います。

ドルを売って円を買うという行為は、日本経済の力強さに信頼を置いている証ですから、株の下落に対する市場心理に落ち着きが戻ったら、資産の逃避先として、日本株に世界マネーが集中しそうです。

それにしても、「芸術の秋」だというのに、世界の人たち、「節約!」が合言葉になっているそうで、今年は本当に冴えない年ですね。
金融不安のあおりを受けて、文化活動が停滞しないだろうか?だとか、母子家庭や介護家庭の生活が、壊されはしまいか?と、心配している人は多いと思います。
 
 
 
超特急列車の下落 (よさぼうず)
2008-10-11 12:26:04
連日10%前後の日経平均の下落に手も足も出ずただ呆然見送ってしまい日本株も外債投信も超下落してしまいました。現有資産は一旦フリーズしておいて、なけなしの資金を極度の円高を利用して外債に投資するかとも考えています。理由は一時的にはさらなる円高が進む可能性もありますが、いずれ円安になると考えているからです。今迷っているのは、株式に投資するか債権に投資するかです。
 
 
 
リーマンブラザーズ破綻の時に (ベルカンプ)
2008-10-11 22:27:50
安く買えたとはしゃぎまわっていた奴らがいました。
それを見てもう一撃来るなと思っていたらその通りでした。
今週はそうは行かないみたいです。
それで自分が儲かった訳ではないんで残念ですが。
(もちろん損失ありです)

折角なんでいくつかのブログを回って皆がどんな事を言っているか見ておこうと思ってます。
それが役に立てばいいんですが。
 
 
 
>もう一撃来るな (まさくん)
2008-10-11 23:30:44
ベルカンプ様、こんばんわ。

僕も、先週金曜日の大暴落を見て「もう一撃来るな」と確信しています。

NIKKEI NETにも、「週明け株式相場、不安定な展開に」という記事が載り、少し不安感を感じます。

今晩見たNHKスペシャルで、元日本銀行理事の平野英治さんは、「国によって状況が違うので、全く同じような行動を行うのは不可能だと思いますが、いずれにしても、その国の実情に応じて早めに行動を起こす、すなわち、市場関係者が納得するようなアクション・プランを示し、それを実施に移していくことがカギになると思います。」と発言しており、僕もその通りだと思いました。

おそらく、アメリカにが公的資本の注入を実行したら、ひとまずは株安の動きは止まると思います。

ですが、このようなアクション・プランで目立った改善が無ければ、来年の2、3月頃に、「もう一撃」来そうな予感がします。

乏しい軍資金を使い切らずに、来年の2、3月頃まで温存しようと思います。
 
 
 
何かきそうな気配 (栗田昌孝)
2008-10-12 15:17:20
皆様

(ディスクレマー)
以下は全くの個人的な推測であり、現時点の公開情報で可能な限りが勝手に想像した話です。当該意見は未公開の重要情報に基づいていません。当該意見は状況的証拠を集めて推理しただけです。当該意見を投資判断の材料に利用していただいたとしても当方では責任を負いかねます。このことをご了解の上、ご鑑賞下さい。尚、本文中に出てくる会社と私個人との間に利害関係は何ら存在しません。また、内部情報を知り得る立場にもありませんし、内部情報に基づいた部分は何もありません。

(以下本文)

率直に申し上げて、新生銀行やあおぞら銀行が「そのまま無傷で済むのかなあ」という疑問を持っています。

また、モルガンスタンレー(MS)も株価10ドルを割れ(8ドルくらい)しています。もしかしたら、リーマンの倒産時点の株価付近(既にそれ以下かも?)だと推察されます。
苦し紛れにMS・GSは銀行持ち株会社への移行を宣言したものの、ギャンブラーに金庫番などありえないと言った雰囲気で市場は「そうは問屋が卸さない」感じです。山崎様の言葉を借りれば、まさに「欠食児童に食事の番をさせるようなもの」だからです。

また、こうした米系投資ギャンブル銀行の事実上「外部御用達金庫」のような存在であった、新生銀行などの被害実態は甚大であり、もしかしたら(GSによって本社ビルを巻き上げられた大和生命のように)

「もう死んでいる」

のかもしれないなあ、と思うこのごろです。

米→欧州→日本と時間差を置いて、「何かきそう」な雰囲気があります。それが新生銀行あたりなのです。


 
 
 
Unknown (もぐ)
2008-10-12 17:00:03
もう一撃きたら、大幅な純資産割れが世界中で生じて信用システムが崩壊→世界恐慌の可能性が濃厚ですよね。現代の金融システムがそこまでコントロールを失うことがありえるでしょうか、少々疑問です。資産価値の根拠が根本的に吹き飛ぶということは、それを支えている制度が崩壊することと等しいと思うのですが、そこまでラジカルな激震があるのでしょうか?
それは政治体制が根本的に変わることと等しいと思いますが、いかがでしょうか。
 
 
 
ペイオフ発動はどこ? (預金王)
2008-10-12 20:39:43
栗田様

新生銀行は高い金利で預金を集めまくってますね^^
2000億もあれば安泰なのかな?
あおぞらはネットバンクがなく使いにくいですね。

両行に1000万以上入れている人はあまりいないだろうけど、ユーザーからすれば新生が圧勝だと思います。
社債と違って預金保護があるので、確信犯的に(潰れるのを狙って)高い金利で預ける人も多そうです。

私の(あくまでも)予想では、混乱が酷くなるので守られるような気がします。すでに死んでいても、意図的に公的資金注入になるのではないでしょうか?
(ちなみにあの石原銀行に預けてますが、((使い勝手が悪くなったのと都税のムダのため))潰れて欲しかったです・・)

 
 
 
トレーダ (matuaki)
2008-10-13 00:14:03
  こんばんはトレーダーのmatuakiです。
 なんとか市場に生き残っております。
 むしろ先週は、チャンスでした。

 いやー先週の株式市場は、すさまじかった。
特に金曜日など、日経先物が一時ストップ安売り気配
7200円になり、サーキットブレーカーが作動した。
 私はこの板を見ており、身が凍るような思いだった。
こんな歴史的瞬間に立会いたくないし、見たくもない。その後は、下げ渋ったが結局日経平均株価は、安値圏で取引を終えた。

 株、FX、商品、投信など(金のだけは利益)この
相場では、個人は相当やられており相当厳しい状況の
人も多数いるはず。

 市場関係者、評論家は楽観論を述べていた。
米国は、住専以後の迷走した金融対策を研究しており
早急な対策を取ると断言していた。しかし、米国も迷
走している。世論が金融機関への資本注入に反対して
いるのだ。世論をミスリードしている米国場版久米宏
がいるのか知らないが。
 投資家は相場を誤ると、最悪市場から強制退場させられる。こんな惨状、市場関係者、評論家責任を取って退場しろ。リスクをとらないこんなおいしい商売、やめるわけないよね。

 唯一人、100年に一度の経済変動と言った評論家
たいしたものだ。大いに尊敬する。

金曜日個別銘柄では、明らかに売られすぎの銘柄は
プラスで終わるのも出てきた。

 NYダウ128ドル安だったが、個別ではこちらも
プラスで終わるのも出てきた。

 サンデープロジェクトに榊原英資出演。
かつて日本の金融危機の時、日経平均5000円と言ってた。
 出演すると相場反転する。

 
 以上のように、目先は反発局面とおもわれます。
2.3日反発する可能性が高い。でもその後はまだわ
からない。

 日本の金融危機当時ネバダレポートが出て、内容的に実行したほうがいいものがありましたが、実行されず残念でした。
 
 ところで米国版ネバダレポートは無いんですかね。

 

 
 
 
株式市場 (宮口)
2008-10-13 09:37:49
先週の株式市場は、ひどかったですね。

 週明けの株式市場も期待できそうもないですね!

 はやくアメリカ市場が落ち着くことを願っています。
 
 
 
素人考え? (Unknown)
2008-10-13 11:34:19
今まで株式に興味の無かった者ですが。
山崎さんのブログで興味を持ちました。
素人考えですが、私のような銀行預金しかしてこなかった者にとっては、トピックスのETFやTOKをはじめるチャンスなのかな。と思っています。
まあ、これ以上さがっても長期で考えたら
ダウ1万ドルや日経平均1万円は、いずれ回復するのではないかと考えますが。
下がったら下がったらで買い増せばよいのかな。
なんて単純に考えています。
信用買いなんてしてませんし。
できる範囲の中で、あまりがっつかなければ、
よいのかな。
 
 
 
連休明けの市場など (山崎元)
2008-10-13 11:44:15
・ブッシュ大統領は銀行への資本注入を明言しましたが、「いつ」「いくら」「どのように」が欠けているのが物足りませんね。特に「いつ」に関しては、急がないと実体経済への悪影響が形になって見えてしまうわけで、新たなショックにつながる心配があります。選挙前で具体策が遅れるような見通しになると、深刻です。とはいえ、週明けの東京前には何か発表する可能性もありそうだし、さすがにリバウンドしそうなものだとも思うのですが、どうなるか。

・新生、あおぞら、は、リーマンショックの前から資金調達コストが上がっていましたね。当時の「金融財政事情」の記事によると、両行には、公的資金を「再び」投入できるのかどうか疑う向きもある・・・、とのことでした。世の中のムード(特に日本の)から見て、仮に両行に何かあっても、預金は保護するのだろうと予想しますが、それが本当にいいのかどうかは些か疑問に思います。何でも保護するなら、金利の差とは何なのか?

・三菱がモルガンSから逃げられるかどうかも要注目ですね。合意の内容によりますが、デュー・デリの際に難癖をつけるのでも、あるいは事態の大幅な変更を理由にするのでも、逃げようはあるのではないかと思うのですが、どんなものか。経営者が体面を捨てるだけで、何千億円か助かる、ということなので、どうなるか。もっとも、プライドの高い三菱グループですし、お爺さん達には「モルガン」と名がつくものはありがたいという感覚があるので、がんばるのかも知れませんね。
 
 
 
やっぱり (あじさい)
2008-10-13 18:52:52
世界恐慌の始まりですか?
新聞では輸出に頼っている企業が多い日本はこれから影響がでると書いてありました。 旅行に行っていたのでその間世界経済や現実から離れていて保養してました。 その間に三浦元社長が自殺。北朝鮮のテロ指定解除。アメリカはそんなに弱っているんでしょうか? 日本はなんでも経験が世界の先頭を立っていると思うので、バブル崩壊とかテロ(オウム)対策とか唯一の被爆国ですし、 ここは日本が先頭に立っていいところを見せてほしいです。 これからは温暖化や資源の枯渇などいろいろ問題が山済みなので戦争になる前にこのあたりでマネーゲームは終わりにして江戸時代のようにエコで生きましょう。この状況の最中甘い考えの一般ぴーぷるでした。
 
 
 
銀行は潰さないと思います。 (まさくん)
2008-10-13 18:53:17
山崎先生、こんばんわ。

>新生、あおぞら

大和生命破綻のニュースで、先週の金曜日、東証は超混乱をきたしたので、僕は、政府は金融機関を潰すことは無いと思います。
でも、不思議に思うのは、マスコミは「金融危機だぁ~!!世界恐慌だぁ~~!!」と、大々的に、世間に不安感と恐怖感を煽っているのですが、僕の住んでいるところでは、住民の様子はいつもと変わらない状態です。
(おそらく、山崎先生のお住まいの所も、同じだと思います。)
金融危機がさらに本格化し、企業が宣伝費用を大幅に削減したら、広告収入に頼っているマスコミが、バタバタ潰れそうです。
 
 
 
新生など (栗田昌孝)
2008-10-14 02:33:09
(以下は個人的な意見であり、具体的にその名称を書かれている企業に関する動向も憶測や推測の域を出るものではありません。内部情報や未公開の重要情報に基づいた内容でもありません。)

新生やあおぞらなどが二度目の臨終場合(普通、ヒトは二度しねませんし、山一も二度目は消滅しました)、
1.預金などは最終的なリテール顧客の財産は保護して清算する
2.1を避け公的資本の注入などを実施するなら、是非アメリカの公的資本でのお助けをお願いする
のいずれかだなあ、という気分で自分はおります(法的根拠はないですが)。

下手したら(浅草今半じゃなくて)銀行窓版を通じて貯金がGSの投信経由で相当額が金庫番ギャンブラーの下に配達されていたかも(配達済みとか?)しれません。

「金庫番とギャンブラーの兼営」というビジネスモデルは、昔の長銀、今の新生ではないですが日本でも立派に存在しています。一旦、金融ギャンブルというやくざ家業に「どっぷり」はまってしまうと、まじめに預金&貸し出しという“ふれあい重視”の「金融製造業」には戻れないのだと思うのです。それだけ、金融関連市場への参加には麻薬と同じように中毒症を引き起こす効果があるような気がします。

おそらくアドレナリンやドーパミンがでないので、牧場的ビジネスには回帰するのは困難であろうと推察されますが、これは神経経済学的(脳内の機能とホルモン分泌で喜怒哀楽との関係を解明しようというものですが、経済学では(喜怒哀楽といった表現ではなく)期待・効用・選好とお上品に言いますが、要するに欲望・喜怒哀楽・えり好みのことです)に説明できそうな事象です。
 
 
 
RE:連休明けの市場など (もぐ)
2008-10-14 13:26:52
山崎様の仰るとおり、預金の全額保護は良くないと思います。金融恐慌はまったく有害ですが、長期的には銀行もそれなりに淘汰されるべきだと思います。預金の全額保護は混乱が収まるまでの信用保証として一時的にやむ得ないとしても、早期に元に戻すべきだと思います。
 
 
 
Unknown (平ちゃん)
2008-10-14 19:00:27
今更ながら株価の値動きの予想は難しいですねえ
先日の、例の7000億ドルの米当局による公的資金投入、欧米の協調利上げには、市場は好感するどころかネガテイブな反応を示していたし、米国金融機関の中間期の決算発表も今週から目白押しなので、今回のG7の声明に対しても、せいぜい、株価の下げ止まり程度の反応かと考えていましたが、、、、ここまで反発するとは
一体誰が買っているのでしょうか?
中期保有目的では国内外の機関投資家にはこれほど買い上げる余力は現在ないのでは?
売り方の買戻し、および、先物その他の裁定買い?それにつられた個人投資家の買い?
 
 
 
これだけ (悪名)
2008-10-14 19:47:17
管理者がコメントし返すblogもほかにない
有名人ならびにヒットの多いαサイトで
返事は毎日更新のエントリーに盛り込んで返せばよい
 
 
 
RE:新生など (匿名太郎)
2008-10-14 21:11:10
初めて投稿します。
私もその「麻薬性」で少々痛い目を見ましたが、その一方、その「麻薬性」は世界を救うように思っています。
売り逃げた勝ち組はタンスにお金をしまっておけるような人間じゃないのです。
株式、原油、為替、不動産、なにに流れるかはわかりません。
もしかしたらもっとスリリングな新たな博打を考えるのかもしれません。
いずれにせよ、必ずお金は市場に戻ってきます。
そして、企業人の勤勉さも信じています。
実体経済にいる人たちは健やかなるときも病めるときも歩みを止めず汗を流すことでしょう。
実体経済の潤滑油たるギャンブラーたちは、何度痛い目をみても懲りずに賭場でお金を動かすはずです。
政治家、学者が考えるより、ずーっとずーっと愚かで救えない人たちなのです。
恐慌になったとしても、政治家、学者が思いもよらない方法で、良くも悪くもお金を転がし始めます。
だから、市場は放っておいても復活します。
馬鹿は死ななきゃ、いえ、死んでも治らないと思うのです。

 
 
 
世界大恐慌じゃないの? (西村 投げて信じる)
2008-10-15 19:52:03
アメリカの新自由主義経済で政府は要らないなんて偉そうに言っていたが結局は政府に泣きついてきて笑えないよ。
なんだか怖いねえ。
401kはまだ皆持っているからこれが崩壊したらどうなるか結構
厳しいですね。アメリカはGDPの半分は投資しているからお前ら日本のターゲットは250兆円だなんて言われていましたからねえ。
もうアメリカはだめでしょうね?
 
 
 
Unknown (山崎元)
2008-10-16 09:53:37
15日NYの下げの大きな原因は9月の小売売上高(-1.2%)とのことですが、リーマンショック以降の金融市場の緊張状況を反映した経済統計の第一弾ですね。当然のように消費者は財布の紐を締めたわけです。

今後も同様に、リーマンショック以降を反映して、「えっ、そんなに悪いの」という数字(経済統計、企業業績)や企業の倒産などが出てきそうです。小売売上高くらいでこんなに反応するようでは、先行きが大変です。

慌てなくとも「買い場」はある、ということでしょうか。強気転換のタイミングは難しいですね。
 
 
 
コレデ・イイヨネ銀行での教訓 (栗田昌孝)
2008-10-16 13:39:31
株式投資は「適度な不納得感」が残っているうちに次に向けたの行動を起こさないとなかなか上手くいかないですね。

「実に、どうかんがえても怖いくらい安いなあ(例えば予想PERで2倍とか!)」という値ごろ感といったものだけが心の拠り所で、まわりの雰囲気や外部環境といった状況証拠の一切が「満場一致でネガティブ」という状態は、たいていの場合、後から振り返ってみて「あの時は行き過ぎだったんだなあ」としみじみ思ったりするものです。

個人的には公的資金注入も1回ではなく「3回」くらいありそうな感じを持っています(かつて所属していた旧仏国策銀行「クレディ・リヨネ」も「コレデ・イイヨネ」という状態になるまでに、兆円規模の公的資金を3,4回ほど(国民にないしょで)“なし崩し的”に注入していました)
 
 
 
Unknown (WEBサイト)
2008-10-17 06:38:35
世界の株価も乱高下でなかなか安定しませんね!

金融が安定してもらいたい!
 
 
 
ぢか会計一部凍結 (栗田昌孝)
2008-10-17 09:31:57
2008年10月27日付の日経新聞一面には「時価会計一部凍結へ」とありました。

最も凍結して欲しいのは、それこそ「弊社の運用資産残高の時価評価」です。

銀行間金利は政府が一律で決め、
時価会計は放棄して、
損失も定まらないまま「とりあえず資本を注入」、
ということですので、需給を反映しない計画経済への回帰に見えてきます。社会主義回顧調なのでしょう。アメリカは中国やロシアのことをどうこう言える立場ではないようです。

会計情報の透明性やらディスクロージャーなど時価会計を支持する大儀はどうなったのでしょう?
時価変動が問題とされないならば、それこそVaR(バリューアットリスク)もその存在意義が薄れてしまいそうですし、そもそも「リスク」という概念を勘案することが無意味になってきそうです。

時価による評価(mark to market)が常に正解を示すとは限りませんが(株価などもたまに行き過ぎることもあるので)、時価会計を放棄する替わりにどんなフェアバリューを評価基準として採用する気なのでしょう?時価に取って代わる、何か妥当な「鑑定評価」(鑑定評価も当然時の経過と共に更新される)が不在のままだと、特定資産のポジション取り放題な状態(資産が国債ばっかりの郵貯のような感じ)を放置することになる可能性もあります。

金融行政はいよいよ「麻薬」に手を出した雰囲気があります。こうした、「マル禁」いったん手を出すと副作用として「やめられなくなる」ということが良くあります。



VaR
 
 
 
世紀の大馬鹿者G-SPAN (steandchen)
2008-10-22 01:24:12
山崎様

21日のJMMでグリーンスパンを「世紀の大馬鹿者」と名付けておられましたが、異議ありません。
去年までは「マエストロ」と呼ばれてましたが。

とにかく「1929年の大恐慌のように失業率25%というような事態にはならないだろう」との予言のお言葉を信じます。

世界中の政策金利が下がって日本並みになる日が来るのでしょうか?ゼロ金利になれば、株もあがるし、消費も投資も増え、経済が持ち直すでしょう。

 
 
 
円が「隠れ基軸通貨」? (栗田昌孝)
2008-10-22 16:17:38
円が隠れ基軸通貨になっているようです。最近、(事実上)デフォルトしたアイスランドでも、各家計のローン(住宅購入などの)は自国通貨クローナではなく、円での借り入れでまかなっていたそうです。
(アイスランドではクローナの金利は15%超であるのに対して円は4.5%程度であるとのこと)

日本人が「ドル預金」などをしている間、海の向こうでは「円借金」が家計レベルまで浸透していたわけです。彼らは最近の円高(自国通貨安)によって、返済必要額が自国通貨建てベースでみて「急増」した模様。

円は借金(レバレッジ)専用の隠れ基軸通貨だったんですね。景気のためには「何でもアリ」な空気なので、そのうち、各国政府が「為替相場を固定する!」とか言い出しそうな雰囲気を感じます。

「何でもアリ」の主な内訳
1.経営責任不問のおかわり自由な公的資金注入
2.満期保有債券の時価会計の一時凍結可

いま公的資金を与えても「飢えたライオンに生肉を与えるようなもの」であって、まともなビジネス(実業)にお金が回るとは思えないですね。政府から見て金融機関に対するエージェンシー・コストが著しく高い状態なので、政府が直接事業会社に必要資本(運転資金用途など)を拠出さしあげた方がベターな感じがします。スプレッドがワイド過ぎで社債など発行できないようですから。

アメリカの場合、民間のクレジットリスクが「ソブリンリスク」に変質しつつあり、米国債の格付けは将来格下げされないのかなあと心配になってきます。

ムーディーズなどは証券化商品の格付けでもエラーした上に、ソブリン債でも再度格付けエラーを起こすのでしょうか。
 
 
 
100年に1回の「と金」作戦か? (まさくん)
2008-10-22 23:18:07
山崎先生、こんばんわ。

米ワコビアの7―9月期決算、大変な赤字になりました。

この数字に刺激されて、明日も、日経平均、大幅に下げそうです。

今、多くの人は「様子見」をしていると思いますが、株は安いときに買うのが原則だし、株のバーゲンセールは、今のような時にしかないように思います。

まずは、最小単位で、少しずつ、買いを入れようと考えていますが、僕が狙っているのは「低位株」です。

大手のセメント会社の株、マックの100円バーガーと同じような値段で動いていますよね。

いくらトヨタが安いといっても、3000円が6000円になるのは、時間がかかりそうですが、100円が200円になるのは、実にたやすいようにも思います。

男度胸の大穴勝負!で、今、非常に敬遠されているセメント株を1000万円分買って、数年後に2倍、3倍になるのを目指す戦略もアリかな?と思います。
 
 
 
「飛ばし」の合法化 (栗田昌孝)
2008-10-24 09:52:20
10月24日付日経新聞の7面に企業会計基準委員会(ASBJ)による時価評価緩和の方針が伝えられています。

「経営者が合理的に見積もり算定した価格で評価」という文言がありますが、これは90年代の(今も?)金融暗愚時代を彷彿とさせます。

金融機関の経営陣に(例えば、簿外債務や要注意債権等の評価に関する)会計処理上の「裁量」を与えると、都合の良い方法や手前味噌な推測を用いて処理しがちになるなので、発表された数字に対する信頼性が落ちてしまって、結局金融システムに対する疑心が払拭されず市場は下落する、という経験を15年くらいかけて勉強してきました。

どうやら、また「勉強期間」に戻りたいようです。

 ■■■

金融市場では、ここ最近一部の日系地銀あたりでも強烈に「ドル」を欲しがっている様子(なぜ?という感じですが)でした。

ドル建てのCDSでも保有していたが、予想外に破綻が増加したので、支払いにドルが必要になったのかなあ・・・と想像していました。10月24日付日経新聞の1面にCDSの清算機関設立構想の話が出ているので、なんとなく合点が行きました。

地銀さんは「長年よく知っている地元の企業には怖くて貸せないくせに、行ったこともないしその地理などもよく知らない国の債券や、よくわからない仕組み債券などへの投資は怖くない」という奇妙な精神構造の方なので、ドル建てCDSに手を出している可能性は高いと思っていました。

「CDSやら証券化商品やらの格付けラベルだけをみて~」
「トリプル・エーとか言われると~」
「なんだか、これはイケそうな気がする~」
と思って買ったのでしょう。
「あると思います(天津木村のエロ詩吟風に)」。

98年のロシア危機でも地銀がロシア国債で「ゾロゾロ」と連れ立って損失を出していましたし。

 ■■■

アナリストのミーティングで少し聞きましたが、新生銀行は「JCフラワーズ氏」のポケット・マネー・バンクになってしまったようですね。

NQN経由で「新生銀は、米投資ファンドJCフラワーズを通じて、独ヒポ社(ちなみにヒポ社もJCフラワーズ氏の出資先です。資金繰りに困窮していた模様)に間接出資」などの報道が出ています。JCフラワーズ氏案件の「最後の貸し手」なのでしょうか?

また新生銀は不動産証券化商品だけでなく、海外ABIビジネス(資産担保証券/ローン投資)経由でも欧州不動産融資を実施しており、その結果「ヨーロッパの不動産向けエクスポージャー」をマーケットで知られているよりも高いようです。

しかも、サブプライムを含めた証券化商品に対する残高やその引当率は開示しているものの、海外ABI(ほぼ「欧州不動産向け融資」と同義なのですが)に対する引当は「まだ」なようですし、なぜ「まだ」なのかを問うと「それは証券化商品じゃないから」といった感じの返事がきたそうです。

とりあえず巷で話題の証券化商品について「人並みに引当を積みましたよ~」という姿勢(ポーズ)をとってみたけれども、他の案件(ABIなど)については聞かれていないから「わしゃ、知らん」という態度なのが新生銀行でした。

なかなか「いい感じ」です。

政府による公的資金2兆円準備もこれのためかな?(しかも経営責任不問ですから、これは完全にモラルハザード助長路線にしか見えない感じです)
 
 
 
どうした経済誌 (Unknown)
2008-10-24 23:18:55
この恐慌前の状況をズバッと説き明かし展望を開いてくれる経済誌が見当たりませんね
毎日エコノミストは量はあるけどいつみてもどこ見ても同じような話ばかり
日経ビジネスや東洋経済やダイヤモンドは量が少なく多角的ではなくて物足りない
いまが力の見せ時売り時なのに

 
 
 
今日は4946 (どんぐり)
2008-10-25 14:06:43
日経新聞の「ドルベースで見た日経平均とトヨタ株というグラフ」はとても示唆に富んでると思いました。結論は、当たり前ですが、東京市場は見た目より下げてないということでした。

東京がアメリカの衛星市場なら、まだまだ下げる余地があるんでないか、と思いました。日本のヤフーニュースは底値買いという前向きな雰囲気がありますが、米国のヤフーニュースはまだまだ悲観的だし、売りが続くのかなあと思わせられます。東京市場は自国よりもアメリカの雰囲気に強い相関関係がありそうです。

もちろん、定量的でもない四方山話だけど、僕はもう少し待ってから買おうと思います。ちなみに、住友信託、ファナック、JR東等を狙ってます。
 
 
 
痛快 (オワンクラゲ)
2008-10-28 12:10:38
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20081028-423556.html
ジェイコム男、株大暴落でも25億円の儲け

この人は脳の作りがその他大勢とは違うんでしょうかね、DNAの配列レベルで・・・、彼の能力が後天的に身につけた物に由来するのだとするともっと面白いんですが。
彼の年代は株にはまった母集団が多いですが、単に運がよかった部分以外に興味がわきます。
山崎さんなら冷静に突っ込んだ話をしてくれると思うのでいつか対談をして欲しいなぁと希望しています。

それにしても秋葉の駅前のビルに目をつけるのは流石です。
 
 
 
(ウキ×ドキ)2乗 (サイレントじゃないマジョリティー)
2008-10-28 21:28:21
山崎様、Dialectician様

今晩は。
先ほど夕食をとりながら今朝の「とくダネ」を拝誦しました、毎度のことながら山崎さんの冷静・客観的・格別に分かり易い解説にブラボー&Thanksです♪♪

日経平均が午前中一時的に7千円割れ、某世界No.1メーカーが3千円割れには魂消ているばかりの今週の動きですが、へその少し曲がった合理的ギャンブラーとして遂に出動を掛けたことをご報告します。自己責任が取れる自己許容範囲内(=要は大したことない)でありますが。

Diaさんの63%仮説は先ほど別エントリー「民主党にやる気ない」で拝見したばかりで、もしかしたらフライングであったかなあ~?などと、正直ドキドキしながらも、結構エンジョイしながらの出動です。

先々週ついにHDがパンクした我が家のPCも日曜日からVista搭載の新品で、バックアップ無しのさみしい状態からで完全復旧に時間は要しますが、極めて快調に作動しており、またバーに立ち寄らせて頂きました。

 
 
 
月足連続陰線 (Dialectician)
2008-10-29 22:05:46
サイレントじゃないマジョリティーさま
お久しぶりです。
こんなところで立花氏(立ち話のダジャレのつもり)もなんですが日経225研究のついでに戯言を言わせていただくと、今週末で月足5ヶ月連続陰線がほぼ確定しますね(あと2日で3100円上げることはほぼあり得ないという程度の予想は許されるでしょう)。1988年1月から20年10ヶ月間に見られた(というのは自分が持ってるツールではこれ以上過去に遡れないというだけのことですが)、陰線連続の最高値が5ヶ月であってこれは今回のほかはITバブルの後期に2回あっただけの現象です。250ヶ月間一度もなかったことは来月もないと見るならば、11月最初の来週火曜日が仮に高い始値をつけたとしてもそれを下回って11月末の終値を迎えることはないということなので、善人のサマ様でも(最低1ヶ月間は)枕を高くして眠れる可能性が高いといえるのではないでしょうか。
因みにそのITバブルではその1回目の5連続後、28%上に行ってから息切れして2回目の5連続陰線をやってのけて結局あの7603円をつけています。
今回の6994円が18300円からの61.8%に留まり63%現象に1%強不足することをどう見るべきか悩ましいところですが、断定は避けて(大欲かきは大負けの素ということばもあるので)やや「未達成の断定」に傾けておくのが良いのかもしれないですね。自分のポジションでもないのにさしでがましく恐縮ですが立ち話なので多めに見てください。
ダウはまだ“お楽しみはこれからだ”というぐらいに醜いチャートなので来年は親離れする日経平均・Topixという構図になるのではないかという静穏で乾いた期待に身を寄せるのも一興ですね。
 
 
 
リスクフリーレート (サイレントじゃないマジョリティー)
2008-10-29 22:40:30
Dialectician様

ご無沙汰しておりました。
早速の貴コメント、ありがとう御座いました。

駆け出し初心者の怖さ知らずなのか or 多少ともセンスを山崎ゼミで磨けたのか、神のみぞ知るなのでしょうが、兎も角ワクワク・ドキドキ、楽しみながら、今回は思い切って我が感&信じる処に非常に素直に従って大胆に動いて見ました。

今日付けのダイヤモンドオンライン、Diaさんも既にご覧になったかも知れませんが、店主マルチスコープが映し出す日本メガバンクの実態に対する論評には全く同感します、& しますついでに、これまで預金保険機構があるからリスクフリーと信じきっていた預貯金などに寝かせるよりも、今後は事業投資=株式投資にグッとポーション(と言っても極めて微少なのは当然ですが)を移すかなあ~、と考えております。

Diaさんのように理路整然・数理的というわけには行かない我がメチャクチャ論理構成の詳細はまた別途ご披露させて頂く予定にして今夜はこれにてひとまず、皆様お休みなさい。
 
 
 
黄金分割 (Dialectician)
2008-10-30 00:18:34
サイレントじゃないマジョリティーさま
書き忘れましたが、61.8はフィボナッチ係数です。
aからb地点に行ってその間の戻りc地点を割り出すわけではないので純粋な黄金分割でないにせよ、まぁ一般的には云わずと知れた有名な黄金比率の数字ですね。市場参加者の大多数がこの61.8%を意識して売買していたわけではないのに(少なくとも一旦は)ここでピタリと止まるというのは市場の矜持といってもよいでしょう。
電卓・定規・コンパス片手に無為な手間ひま掛けることなく皮膚感覚でこれを無意識に計算してしまうサマさまにちょっとビビッてます。。。
 
 
 
ETF (ぎんえもん)
2008-10-30 16:29:00
日経7千円台のとき、日経とTOPICSのETFを買ってみました。
歩がと金になるのが楽しみです。
 
 
 
立場無し (サイレントじゃないマジョリティー)
2008-11-08 11:51:48
Dialectician様

おはよう御座います(少し朝寝坊気味ですが)。

なあ~るほど、1.618フィボナッチ係数というのは何やら頼ってみたくなる様な不思議が感じられますね。 イタリア兎は流石に精力的ですね1年で233ツガイもの増殖をするとは、投資家(的葱鴨なのか葱鴨風投資家なのかは??)としては是非あやかりたいとも・・・・・!!??。(フィ係数の復習は専らウィキペディアを参照しましたが、ひまわりの種もオーム貝も美しい形ですね)

次の投資機会が2.618かなあ、と漠然とは思いが至るのですが、さてそれは何時なのか、現実政策の展開に苦悩するオバマ新大統領と、業績見込みに自信を無くす企業と消費者不安心理の高まりが混合し絶頂期に差し掛かる辺りが係数からも発見できるものなのか、等比級数の和を自ら導くには至らない身の脳学部経済学科の「本音の金融投資ゼミ」実習生ですが暫し考えてみます。(指導教授には一気投資とせずに多重手数料の支払いにお叱りを受けることとなりそうでもありますが、次回で我が投資ファンドも払底です。)

株価への興味は益々身近な物として体感し日々強くなっている今日この頃で、指導教授の論説も多方面で復習中です。

一番日付の古いものは私の参照範囲内では2001年1月08日付けのJMM(噛む程に味わいが深まります)ですが、「株価が高まり過ぎた時の経営者の行動」論も「どんぐりに陽を当てた時の影の長さ」比較論にしても、また直近ではホンネの投資教室「第八十九回 株価水準の大雑把な判断方法」論の纏めにしても、その他数多くの論考とともに反芻を重ねています。
(JMMアーカイブは本当に嬉しいです、村上編集長、ありがとう。)

思考を巡らせる際に一つの軸が持てたことと、世に数多ある諸説をその軸から多面的に観察出来るようになったこと、そして実際に自らも張ってみて得られた緊張感、本当にわくわくドキドキが二乗された感じを楽しんでいます。

以上イタリアの精力兎も顔負けの立ったままでの長話で恐縮ですが、ご報告まで。 では皆様良い週末を♪♪

 
 
 
立場無し(その2) (サイレントじゃないマジョリティー)
2008-11-08 12:24:39
参照したJMMアーカイブに就き以下詳細を補足します。


金融経済タブ(回答者山崎元氏のP14)
Q.143 配信日:2001年01月08日
東京株式市場は最安値水準で2000年の取引を終えました。2001年に、日本の株価、たとえば日経平均が上昇するためには、どういったことが必要になるのでしょうか。
 
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