【9月24日 AFP】米インターネット検索大手グーグル(Google)は23日、ニューヨーク(New York)で、同社の携帯電話向けソフトウエア「アンドロイド(Android)」を搭載した、通称「グーグル携帯電話」を発表した。

 このグーグル携帯電話「T-モバイルG1」は、携帯電話大手のT-モバイル(T-Mobile)と共同開発し、台湾メーカーのHTCHigh Tech Computer)が製造。ライバルは米アップル(Apple)の携帯電話「iPhone」だ。

「T-モバイルG1」は、アンドロイドを搭載した初の携帯電話で、米国では10月22日から店頭販売が開始される。値段は179ドル(約1万9000円)とiPhone 3Gより20ドルほど安い。英国では11月初旬に、その他の欧州では2009年初頭にT-モバイルが発売する。

 形はiPhoneより厚いが縦長で、色は黒、白、茶の3色。iPhoneや、カナダの携帯情報端末大手リサーチ・イン・モーション(Research in MotionRIM)の人気端末「ブラックベリー(BlackBerry)」の機能を多数持ち合わせており、画面はiPhone同様タッチパネル式で、操作にはトラックボールが採用されている。高速ブラウジング、無線LAN(Wi-Fi)、電子メール、インスタントメッセージ、ショートメッセージサービスなどの機能も搭載されている。(c)AFP/Charlotte Raab