【9月23日 AFP】北朝鮮政府は23日、国連(UN)と韓国の支援を得て、14年ぶりの国勢調査を10月に実施すると発表した。

 国連人口基金(United Nations Population FundUNFPA)によると、調査は10月1日から15日の間に、調査員3万2500人、監査官7500人を動員して行われる。

 UNFPAでは調査が国際基準に適合するよう、使用するソフトウエアの訓練などの技術的支援を提供する。ビル・ライアン(Bill Ryan)地域広報担当によると、12人の国際監視団も派遣される。ライアン氏は「わたしの知る限り、彼らは(北朝鮮国内を)自由に移動できるはずだ」と語った。

 また、調査にかかる総額560万ドル(約5億9000万円)のうち400万ドル(約4億2000万円)を韓国が支援する。残りはその他の国からの寄付や国連の資金でまかなわれる。

 前回の調査時の北朝鮮の人口は2121万人だった。1990年代の飢饉で数百万人が死亡したとされるが、米国務省は現在の人口は2350万人程度と推計している。(c)AFP