【9月15日 AFP】大型ハリケーン「アイク(Ike)」のため取引時間が前倒しされた14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(New York Mercantile ExchangeNYMEX)では、午後12時15分(日本時間15日午前1時15分)現在、米沿岸地域の石油関連施設へのアイク直撃の影響が比較的限定的だったことを受け、指標となる米国産標準油種の軽質スイート原油(10月渡し)が、電子取引で前日比1.88ドル安の一時1バレル=99.30ドルまで下落している。

 一方、ガソリン価格は、前日比0.1346ドル高の1ガロン=2.63ドルとなっており、店頭価格では約1ドルの上昇となっている。

 米テキサス(Texas)州選出のケイ・ハチソン(Kay Hutchison)上院議員は、同州ヒューストン(Houston)周辺の石油精製施設について、アイクの直撃により8-9日間の閉鎖を余儀なくされるとの見通しを示すとともに、それに伴って同地域でガソリン不足が起こる可能性を指摘している。(c)AFP