【9月12日 AFP】11日のロンドン(London)原油先物市場は、ドル高と世界的な景気減速による需要懸念とを背景に、一時1バレル=97ドルを下回った。

 11日のロンドン市場は、ハリケーン「アイク(Ike)」がエネルギー関連施設の集まる米南部沿岸に接近していることや、石油輸出国機構(Organization of Petroleum Exporting CountriesOPEC)が前日10日、原油価格維持のため実質減産を決定したことなどを受け、買い先行で始まった。

 指標となる北海ブレント(Brent North Sea)原油(10月渡し)は、3月5日以来の安値となる一時1バレル=96.99ドルにまで下落した。その後、前日比1.67ドル安の1バレル=97.30ドルにまで戻している。

 一方、ニューヨーク(New York)の原油先物市場は、標準油種の軽質スイート原油(10月渡し)が前日比1.96ドル安の1バレル=100.62ドルで取引されている。(c)AFP