今度は世界のおカネが日本へ?

またまた、友人から来たメールにこんなのが書いてありました:

「前職の会社のChinese Americanの友人は、アメリカの株が上がらないので、一部を日本に移行し、アパート一棟を買ってしまうようです。」

読んだとたん「ふむ」と思ったのは、ごく最近、大前研一のコメントでも、今、世界の資金が安全を求めて日本国債に動いており、次は日本の不動産、というのがありました。中国系のビジネスマンのひとって、目先が利いて、しかもお金の動かし方がダイナミックなひとが多いですねえ。

昔、NYの某日系証券に勤めていたころ、遊び仲間の香港出身の友人に(ごく普通の生活している、30代前半のにーちゃんだった)日本株をちょっと売りたいので私の勤めている証券で売ってもらえないか、といわれ営業に紹介したところ、最初「個人は普通は扱わないんだけどねえ・・・」とシブっていた営業の同僚がすぐに、びっくりして私に電話してきて、「個人っていったってさあ・・・値嵩株ばかり一億円分も売ってくれって!!!」。そんで、それを全部売ったのが1990年。まさに、バブルの頂点です。こんなことを思い出すたび、ひょっとして彼らはオヤの代々から、大きなお金の動きを見るDNAが刷り込まれているんだろうか。私のように、教師の家で育ち学校の偏差値だけはまあまあ、で育ってきた日本人優等生とは、世代を超えたダイナミックな違いがあるのでせうか・・・と思ってしまいますね。