セールスフォース・ドットコム、好調な第2四半期決算を発表--慎重な業績見通しで株価下落

文:Margaret Kane(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年08月22日 13時06分

 Salesforce.comが米国時間8月21日、第3四半期の業績について慎重な見通しを示したのを受け、午前中の取引で同社株価が下落した。

 同社株価は、20日の終値は65.30ドルだったが、21日の午前の取引で55.80ドルまで値下がりした。

 Salesforce.comは、第3四半期の売り上げについて、アナリスト予想をわずかに下回る2億7300万〜2億7400万ドルになりそうだと発表した。

 投資銀行Piper Jaffrayは21日、Salesforce.com株を「Buy(買い)」から「Neutral(ニュートラル)」に格下げした。

 Salesforce.comの株価は、第2四半期(5月〜7月期)の業績が好調だったにも関わらず下落した。7月31日に終了した同社第2四半期の売り上げは2億6310万ドルで、前年同期比49%増、前期比6%増だった。サブスクリプションの売り上げが前年同期の1億6000万ドルから2億3970万ドルに増加し、またサービスの売り上げが前年同期の1660万ドルから2340万ドルに増えた。

 同四半期の純利益は1000万ドル(1株当たり8セント)で、前年同期の370万ドル(1株当たり3セント)から大幅に増加した。

 Salesforce.comは20日、シカゴに拠点を置くコールセンター向けソフトウェアメーカーInStranetに対するおよそ3150万ドルの買収を発表した。Salesforce.comは、InStranetの技術を社内で使用するだけでなく、18カ月以内にローンチ予定の新たなSaaS(サービスとしてのソフトウェア)サービスとして提供する予定だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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