ソフトバンク、アリババを合弁会社化してAlibaba.com事業を本格化

鳴海淳義(編集部)2008年05月15日 20時00分

 ソフトバンクと中国アリババグループ傘下のアリババドットコムは5月15日、「アリババ株式会社」を合弁会社化し、共同で事業展開を図ることに合意した。

 アリババ株式会社の資本金は約10億円。資本構成はソフトバンクが65%、アリババグループが35%。代表取締役社長は香山誠氏が務める。ソフトバンク代表取締役社長の孫正義氏は取締役に就任した。

 アリババドットコムが運営するウェブサイト「Alibaba.com」は、世界中の企業との売買取引が可能な企業間トレードサイト。1999年にサイトを開設し、ユーザー登録者数約3000万、240以上の国と地域で利用されている。

 アリババ株式会社の合弁会社化によって、アリババグループが蓄積してきた企業間電子商取引のノウハウと会員数、登録商品数を基盤に、日本企業のニーズにあわせたサービス開発や利便性の向上を図る。

 2008年度中は、特に中国をはじめとする海外企業との売買取引を検討している日本国内の中堅、中小企業をターゲットにマーケティング活動を強化する。

 合弁会社化に先立ち、日本サイトベータ版のリニューアルを実施した。ユーザーインターフェースとログイン時のオペレーションを変更し、会員サイトへアクセスしやすくしたという。

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