世界のPCプロセッサ出荷、景気後退にもかかわらず好調

» 2008年08月19日 06時00分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米IDCは8月15日、2008年第2四半期(4〜6月)の世界のPC用マイクロプロセッサ市場について調査報告をまとめた。例年、プロセッサ需要が鈍化する時期であり、また米国の景気後退の懸念があるにもかかわらず、同四半期のPCプロセッサ出荷量は過去最高水準に達したという。

 同四半期のPCプロセッサの出荷数は、前年同期比で16.1%、前期比でも3.1%増加した。この出荷数好調の原因として、IDCはIntelの製品、価格両面での積極攻勢を挙げている。Intel単独での出荷量は、前年同期比で20.8%増だった。市場全体の売上金額は、ミッドレンジ以下のデスクトップPCとノートPC向けプロセッサにおける激しい価格競争の影響で、前期比4.5%減の77億ドルになった。

 出荷数量で、Intelがシェアを0.9ポイント伸ばして79.7%、AMDはシェアを1.2ポイント落として19.7%とした。

 IDCは、2008年通期のPCプロセッサ売上金額を前年比7.5%増の328億ドル強と予測している。

関連キーワード

Intel対AMD | Intel | AMD | 半導体市場


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.