日本経済新聞社の報道によると、NTTドコモは初夏に発売される予定の新機種において無線LANを搭載する予定だそうです。

昨年11月に発売された905iシリーズに続く「906iシリーズ」であると予測されますが、無線LANを使って家庭のネットワーク経由で接続することで、従来よりも利用料金が安価になるとのこと。

詳細は以下から。
FOMA/無線LAN両対応の個人向け端末、ドコモが5〜6月にも発表:ITpro

この記事によると、NTTドコモが2008年5〜6月に発売を予定しているFOMAの最新端末において、家庭の無線LAN経由で音声通話やパケット通信を可能にする「ホームエリア向けサービス」を提供することが明らかになったそうです。

これは現在、総務省が今年の秋以降の導入を予定している、家庭で設置できる小型基地局「フェムトセル」に先駆けたもので、家庭のネットワークを用いることで、通常のNTTドコモの回線網を利用した場合よりも音声通話が安価になる上に、パケット通信速度もIEEE802.11bで最大11Mbps、IEEE802.11a/gで54Mbpsと、従来の7.2Mbpsを大幅に上回るとしています。

なお、気になるパケット通信料金ですが、ホームエリア向けサービスの収益源として利用時に料金を徴収する「サブスクリプション収入」というものが挙げられていることから、専用の料金コースが設けられるということなのでしょうか。

また、3G対応のiPhoneが数ヶ月以内に登場する予定であることや、iPhoneが無線LANを搭載していることを考えると、NTTドコモでのiPhoneの発売が現実味を帯びてきたと考えてもいいのかもしれません。

・関連記事
世界初のIP携帯電話が実用化、定額で通話し放題に - GIGAZINE

NTTドコモが「新ドコモ宣言」を発表、ブランドロゴなども刷新へ - GIGAZINE

NTTドコモが携帯電話の基本設計を抜本的に変更、OSにGoogleの「Android」を採用へ - GIGAZINE

機種変更せずに携帯電話会社を乗り換えられるようになるかもしれません - GIGAZINE

第4世代携帯電話の規格策定が開始、通信速度は光ファイバー並に - GIGAZINE

記事全文へ