【5月10日 AFP】米金融最大手シティグループ(Citigroup)は9日、今後2、3年で約4000億ドル(約41兆2000億円)の資産を売却する方針を発表した。シティはサブプライムローン問題で米国で最悪の損失を被っている。

 9日の投資家・アナリスト説明会で明らかにした。この時の資料はグループのウェブサイトで公表されている。

 シティによると売却対象のうち個人向け金融が63%、証券・銀行部門が34%だという。40億ドルはグループの総資産2兆2000億ドル(約226兆円)の約2割に相当する。

 2、3年内に中核部門の売上で約10%の増益を目指す。富裕層向け部門で9.0%、クレジットカード部門で7.0%、個人向け部門で8.0%、証券・銀行部門で9%、トランザクション・サービス部門で14%の増益を見込む。(c)AFP