【6月24日 AFP】韓国では景気低迷が続く中、多くの消費者が美容整形や旅行を控えていることが地元紙や求人サイトが24日に発表した調査結果から明らかになった。

 東亜日報(Dong-A Ilbo)」の調査によると、首都ソウル(Seoul)の美容整形外科では、景気低迷が響き、患者数が急速に減少している。ソウル南部の美容整形外科医は「二重まぶた形成術や鼻形成術で前年比30%、顔の輪郭成形術では40%、患者数が減った」と語った。

 歯科も大きな打撃を受け、美容整形と同じく通常は国民健康保険の適用外の歯列矯正術やホワイトニング、インプラントといった治療で患者数が落ち込んだ。

 中央日報(JoongAng Ilbo)が求人情報サイト運営の「Job Korea」と合同で行った世論調査では、夏の旅行の計画を変更したと答えた人は約61%に上った。変更した人のうち約30%が自家用車ではなく公共交通機関を利用する、約15%が休暇の期間を短縮する、約9%が海外旅行を取りやめたと答えた。(c)AFP