【5月7日 AFP】米ソフトウェア大手のマイクロソフト(Microsoft)のビル・ゲイツ(Bill Gates)会長は6日、韓国での同社のプレゼンスを強化するために、今後5年間で1億4700万ドル(約155億円)の対韓投資を行うことを明らかにした。

 ゲイツ氏は、ソウル(Seoul)で李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)韓国大統領と会談し、自動車や教育などの分野に投資を行うことを明らかにしたという。また、ゲイツ氏は韓国を「重要なビジネスパートナー」だと述べ、マイクロソフトが韓国政府や韓国企業との協力関係を強化する意向を示した。さらに、ゲイツ氏は李大統領に助言を行う「国際諮問委員」になることにも同意したという。

 この会談に先立ち、マイクロソフトは韓国の現代自動車(Hyundai Motor)と戦略的提携を結び、自動車分野でのIT技術革新センターを共同で立ち上げることに合意した。このITセンターに対しては、今後5年間で現代自動車が1億6600万ドル(約170億円)、マイクロソフトが1億1300万ドル(約120億円)の投資を行うという。また、両社は新たな自動車用音楽・エンターテインメントシステムを共同開発するという。

 ゲイツ氏は、ソウル・デジタルフォーラム(Seoul Digital Forum)にも参加するためソウルを訪れた。(c)AFP