ウォーレン・バフェット式・株主総会?の雰囲気は? | C株で稼ぐ

ウォーレン・バフェット式・株主総会?の雰囲気は?

☆バフェットの話を聞きに3万人が出席する株主総会って??

いったい?どんな株主総会なんだろう・・・と思ってネット検索してみれば

バフェット式・株主総会?の雰囲気が伝わってくるブログ発見!!

渋澤健のオルタナティブ投資日記:July 02, 2007

1年ほど前の少し古い?過去記事より拝借;

このブログからはバフェットの「応援型」株主総会?

巨大な家族ピクニックみたいな株主総会?の様子が解る

どううやら、日本とはまったく異なるバフェット式・株主総会?のようですね

<バフェットの株主総会>:

これは、伝説的投資家のウォーレン・バフェットのバークシャー・ハサウェイ社BERKSHIRE HATHAWAY INC.の株主総会の入場券です。

かなり有名な株主総会ですが、実際に参加した人の話を聞く機会がいままでなかったですが、私の知人が今年の総会に参加することができて、色々と土産話を聞かせてくれました。

77歳の老人と片腕である83歳のチャーリー・マンガーの二人だけで舞台に上がり、6時間ぐらいの長時間を2万人を超す出席者から質疑応答を行うという大イベントです。

会場は、16ブロックに分けられていて、発言したい人は、各ブロックのマイクに列を作るようです。

質問は、概ね「応援型」らしいですが、一部では、投資先の人権問題を取り上げるものもあるようです。

ただ、そのような質問に対して、ウォーレンは答えをストレートに返すようです。

つまり、I Did It My Wayという実績と自信に基づき、これからも、I Will Do It My Wayという信念で、もし賛同しなければ、どうぞ
株式を売却してください、ということなんでしょう。

すばらしい「企業防衛策」ですね。

興味深い点は、株主一口について、数名の同伴を総会への入場を認めていること。

子供を含めた、家族ぐるみの参加者もかなり目立ったようです。

ウォーレンは、本当に「普通」の人のそぶりのようで、株主総会は、巨大な家族ピクニックみたいな感じになっているのでしょうね。

このように株主である生活者と経営者の距離感をなくすということが、BH社の強みでありましょう。この土台は、市場資本主義を
考える上で不可欠なことであるのに、日本ではあまり、この点は従来重視されていないポイントだと思います。

でも、生活者を味方につけた企業は強いですね。

同じウォーレンでも、こちらのウォーレンが最近洗礼を受けたように。
(首をかしげてしまう判決でしたが)

本家ウォーレンが質疑応答を受けている6時間、ずっと話を聞いていたのが、ビル・ゲイツであったそうです。
別に、物言わなくても、満足していたのでしょう。

ところで、

2008年のバークシャー・ハサウェイ社の株主総会は5月3日開催だったようです

この総会に関して、私がバフェットらしい株主総会だな!と思った質疑のほんの一部を知人の知人情報の受け売りで転記・貼り付けておく

実際に参加された方からのバフェット株主総会・情報です;感謝!!
①:普通の投資家に対するアドバイスはどうですか?
 「The Intelligent Investor 」を読むこと。現在でも役に立つ本だ。

※アマゾンの本の紹介より抜粋;

About the Author

Benjamin Graham, the father of value investing, was perhaps the most influential investment figure of all time.His work laid the foundation of modern security analysis, and two of his books,The Intelligent Investor (1949) and Security Analysis(1934), are investment classics that remain bestsellers to this day. His Life and work have been inspiration for many of today's most successful investors, including Warren Buffett, Michael F. Price, and John Neff.

和訳の翻訳本なら:賢明なる投資家
②:一般的な個人の投資家が大物になるには?どうすればよいですか?
大物になるには時間がかかるから、パッションを持って、毎日続けることだ

※パッション【passion】とは?辞書より;

1:熱情。激情。2:キリストの受難。また、キリスト受難劇。受難曲。

どうやら、単なる情熱!でなくて、もっと思い意味があるようですね?

③:中3の女の子にアドバイスを?
毎日新聞をしっかりと読む。そして興味のある分野を見つけること。 一番興味があってパッションを持てることに打ち込むこと。

④:プロ野球の大好きな9才の男の子の質問:「野球チームを買うべきか?」
野球は試合のときに何万人もの人が集まるから悪いビジネスではない。 

9才!小学生が「野球チームを買うべきか」??ビックリです?

日本の小学生なら、同じプロ野球の質問でも

あこがれのプロ野球選手になるには・・・とかでしょうね

小学生でさえ、こんな大胆な質問が出てくる・・・アメリカってスゴイ国だと思う

また、こんな子供の質問にも真面目に回答するバフェットがまた魅力的ですね

そして、このような質疑応答が延々と続くようですが聴衆はしっかりと楽しみながら(尊敬しながらかな)バフェットの話を聞いている

5~6時間ものマラソン総会をまるごと家族ピクニックにしてし参加している・・・会場の雰囲気が私にも伝わってきます


⑤:中国の今後はどうですか?
中国には今後も投資する。 中国はまるでアメリカの工業が始まったときにそっくりで、またそれが上手くいっているので非常に注目している。


☆間違っても?今現在は中国株の売り時ではないようです

 中国に非常に注目している・・・と・・・心強い一言です

<最後に、参考として>:
外国からの参加者も多くて、ドイツ人、インド人、中国人が多かったようだ。 

中国からは経営者達がツアーを組んで団体でやってきた。

その団体ツアーでバフェット自宅を見に行ったところをテレビに取材されていて

「このツアーの参加者全員がバフェットより大きな家に住んでいるが、世界一のお金持ちがこうやって普通の家に住んでいることは、きっと自分たちが知らないなにかかがあるからだろう」と言っていた由

(※この最後の文言は中国株投資、かつバフェットに注目している者として、興味深いニュースです

中国の経営者が団体で参加、バフェットから学ぶ努力をしているようです

全員がバフェットより大きな家に住んでいるが・・・何かを?つかもうとしている

お金持ちはお金持ちのことが理解できる・・・そんな印象を私はこのニュースから受けました

このニュース(記事)の情報発信者、知人の知人に感謝します)


日経ネット:2008年5月5日:

米投資家バフェット氏「ドル安は続く」

【オマハ(米ネブラスカ州)=山下茂行】米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は3日、同氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイの年次株主総会で「ドル安は今後も続く」との見方を示した。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題が予想以上に長引き、一段の利下げが避けられないほど米景気の先行きは厳しいとして、足元でやや楽観に傾く市場に警鐘を鳴らした格好だ。

 バフェット氏は総会に出席した株主からの質問に答え、「米国はドルを弱含ませる政策を採り続けることになるだろう」「ユーロやポンドがドルに対して大きく下落することはない」などと発言。市場では「利下げ休止」の見方が浮上しているが、連邦準備理事会(FRB)は再び金融緩和を迫られるとの認識を示した。

REUTERS:2008年5月5日:

米経済はリセッション、銀行は今後も住宅問題により圧迫=バフェット氏

[オマハ(米ネブラスカ州) 4日 ロイター] 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は4日、米経済はリセッション(景気後退)にあるとの見方を示した。4日の記者会見で語った。

 前日には、同氏率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイの年次株主総会が当地で開催され、過去最多の3万1000人が参加した。

 米商務省が4月30日に発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比プラス0.6%となったが、これについてバフェット氏は、米国の人口も同時に増加しており、実質のGDP伸び率はこれより低いと指摘。また、この統計が米経済成長の収縮を示していないとしても、人々そのように感じている、と述べた。

 同氏は「米経済はわたしの定義するリセッションの状況にある」とし「わたしは、個人が3カ月、6カ月あるいは8カ月前に比べて順調にやっていない状況、企業についても同様のことがいえる状況をリセッションと定義する」と述べた。

 また同氏は、住宅問題が銀行の決算を「今後数年間にわたり」圧迫すると指摘。銀行が抱える巨額の損失と評価損の計上は「決して」終わっていないとし、「一段の痛みを経験することは間違いない」と語った。