シャープ、世界最大の業務用108V型液晶ディスプレイを商品化

　シャープは6月13日、世界最大の業務用108V型液晶ディスプレイ「LB-1085」を発表した。すでに、7月19日にオープンする都心最大級のシネマコンプレックス「新宿ピカデリー」（松竹株式会社）への納入が決定している。今後は受注活動を本格化し、グローバル市場で販売していく。価格はオープンだが、製品単体で1100万円前後と見られる。

　LB-1085は、亀山第2工場で製造する第8世代マザーガラス(2160×2460mm)から、1面取りできる最大サイズの108V型ワイドASV液晶パネルを採用した。約2畳分に相当する大面積の表示エリアを持つ。

　HDMI端子やDVI-I端子など各種入力端子を装備したほか、ファンレス設計により騒音やホコリの吸い込みも抑えているという。

　納入が決定している新宿ピカデリーは、白を基調とした「真っ白なシアター」で、エントランスロビーには1階から3階までを貫く大きな吹き抜けがある。明るい場所でも高コントラストで視野角が広い液晶の特長を最大限に活かし、3階メインロビーの中央にLB-1085を設置。映画の予告編や広告映像などを再生する。

世界最大の業務用108V型液晶ディスプレイ「LB-1085」