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世界PC出荷は好調――予測の上方修正相次ぐ

» 2008年06月13日 07時57分 公開
[ITmedia]

 ノートPCや新興国市場の好調を理由に、米国の調査会社IDCとGartnerが、相次いで2008年の世界PC出荷台数予測を上方修正した。

 IDCが6月11日に発表した予測では、世界PC出荷台数の前年比の伸び率を、前回予測の12.8%増から15.2%増に上方修正。2008年の出荷台数を3億1000万台とみる。予想を引き上げた理由としては、ノートPCの伸びや新興国市場の好調を反映したほか、前回予測までは除外していた低価格PC(OLPCの「XO」やIntelの「Classmate PC」、ASUSの「Eee PC」など)を今回から予測数に取り込んだことを挙げている。売上高は前年比9.6%増の2860億ドルに達するとみている。

 一方Gartnerは、出荷台数の伸び率を前回予測の10.9%から12.5%に引き上げ、2008年の世界PC出荷台数を2億9700万台と予想。IDC同様、ノートPCと新興国市場の伸びを反映したという。Gartnerは、ノートPCの出荷台数を前年比30.1%増、新興市場のPC出荷台数を前年比17.1%増とみている。

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